肝臓病と共に生きる人たちを応援します

肝臓友の会との関わりで成長した肝臓専門医のブログです。2017.2.12より新規開始しました。

肝臓クリニック札幌の内装デザイン骨組みできてきました こんな感じで検討中です

2017年02月23日 | 水色の木もれ陽 肝臓クリニック札幌
 
 
ドアの廊下面の番号の位置が変わりました。第一診察室から1番となり全体で7番までになりました。

 
これは、受付の背面のデザインの検討、どの案になったと思いますか?C案です。わかる方にはわかるんですねえ。私はわからなかったです。うーん。不思議。
 
レイアウトの受付側から順番に骨組みをうつしてきました。
受付の背面の診察側への入り口は壁側に変更しました。この受付フロアの床面は下の写真のサンプルから黄色丸の方になりました。これもわかる人にはわかるらしいです。
 
 
 
待合の床と天井のデザインはこんな感じ、森の中にいるイメージを演出したいと思っています。

つづいて廊下に入っていきます。最初に出てくるのは右にトイレ、左が一般撮影室3番、
 

そして次がCT室4番
 

ここが、エコー室5番
 

次が心電図室6番と検査室
 

これが一番奥の内視鏡室7番
 
で、床面は、この配色に青丸が採用でした。
 
 
 
 床面は処置室側に青と水色の円を配置して水色の木もれ陽の雰囲気をだしつつ進行方向を意識するような雰囲気にしています。

いよいよできるんだなあって感じが伝わってきますね。患者さんも楽しみにしているので、素敵なクリニックになるようにみんなで頑張ります。見出しの写真は、夕方、日傘が見えて不思議な風景でした。
 
 
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元気で長生き医療講演 in おんねゆ 2017.2.22の道新で紹介していただけましたー。

2017年02月23日 | 医療講演やイベント
 
 
道新の生活面で紹介していただけました。いつもありがとうございます。

講演内容テーマ 2016年10月30日更新(場所によって少しずつちがいますがメインテーマです)
元気で長生きのコツ伝授します!?
B型・C型ウイルス性肝炎は副作用少なく飲み薬で治る時代

講師 肝がん検診団団長
   札幌緑愛病院 肝臓センター所長 川西輝明
演者からのメッセージ
体を作る食事の大切さ、ボケ防止、がんの予防のヒントになれば。
肝臓専門医が自分の体験とともに語ります。
原始人食ダイエットや野菜スープなどすぐ役立つ話が盛りだくさんです。
アーシング無料体験コーナーも有り

無料療養相談 講演会終了後(先着順となること有り) 過去の講演会のDVD無料配布有
り(希望者先着順)
問い合わせ(申し込みは不要です) 肝がん検診団(留守番電話)011-350-1008
決定分 日程が案として出てきたものは検討中も一緒にのせてみました
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元気で長生き医療講演 in 北見おんねゆ
日時 2017年2月25日(土)午後1時から
場所 北見おんねゆ温泉農業交流センター 花えーる
住所 北見市留辺蘂町花丘29番地2 
電話番号 0157-45-2955
問い合わせ(申し込みは不要です) 肝がん検診団(留守番電話)011-350-1008
共催 北見肝炎友の会 肝がん検診団 後援 北海道肝炎患者対策協議会
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原発性胆汁性胆管炎(PBC)の方のかゆみにいい薬かも

2017年02月23日 | 学会研究会報告新聞記事など
原発性胆汁性胆管炎(PBC)の方のかゆみにいい薬かも
 
PBC(原発性胆汁性胆管炎 以前は原発性胆汁性肝硬変という病名だったのが2016年4月13日日本でも変わりました)
PBCは最初肝硬変がおしりにつくので患者さんもびっくりしたり落ち込んだりしていたので、現状では胆管炎のレベルで肝硬変になっていない方がほとんどだったから、この病名変更は歓迎です。

さて、今回は、PBCの方のかゆみに対するいい薬がでてきそうって話です。これは肝臓に伴うかゆみにも応用が可能と思われ期待される物です。
副作用に軽度の下痢が多かったみたいで長期投与は難しいかもってことで、そこの部分が解決するかどうかが鍵のようです。
肝硬変の方は便日になる方も多いので逆にいいって場合もありそう。

以下ケアネットさんの抜粋も引用しています。
18才から75才の患者さん新薬(ヒトIBATの選択的阻害薬GSK2330672)を使う方11人とプラセボ(薬効のない偽の薬)を使う11人
での比較、2週間のんだ時点で薬を交換して必ず両群で新薬を飲む期間をつくるというやり方。
 主要評価項目は、臨床検査値に基づく安全性および消化器症状評価尺度(Gastrointestinal Symptom Rating Scale:GSRS)による耐用性としています。副次評価項目には、そう痒スコア、原発性胆汁性胆管炎-40(PBC-40)のかゆみスコア、5-Dかゆみスケールのほか、血清総胆汁酸、胆汁酸合成のマーカーである7α-ヒドロキシ-4-コレステン-3-オン(C4)などが含まれたものでした。

結果は、 被験薬の皮膚そう痒に関する評価項目のベースラインからの変化率は、そう痒スコアが-57%(95%信頼区間[CI]:-73~-42、p<0.0001)、PBC-40かゆみスコアが-30%(-42~-20、p<0.0001)、5-Dかゆみスケールは-35%(-45~-25、p<0.0001)であった。これらは、いずれもプラセボに比べ有意に良好であった(そう痒スコア:-23%[p=0.0374]、PBC-40かゆみスコア:-14%[p=0.0335]、5-Dかゆみスケール:-20%[p=0.0045])。

つまり、新薬を飲んでいる期間、かゆみが改善しているってことでした。肝臓のかゆみってなかなかとれないと悩ましい場合が多く、この薬がいい薬になってくれたら嬉しいですね。

文責Kawanishi