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2024年8月24日、脂肪性肝疾患の日本語病名が決まりました。

2024年08月31日 | 学会研究会報告新聞記事など


英語をそのまま日本語にした感じで、いままでよりちょっとイメージしずらいかも知れないのですが、これで行くって事ですねえ。
・Steatotic Liver Disease(SLD):脂肪性肝疾患
・Metabolic Dysfunction Associated SteatoticLiver Disease(MASLD):代謝機能障害関連脂肪性肝疾患
・Metabolic Dysfunction Associated Steatotohepatitis(MASH):代謝機能障害関連脂肪肝炎
・Alcohol Associated (Related) Liver Disease(ALD):アルコール関連肝疾患
・MetALD :代謝機能障害アルコール関連肝疾患・CryptogenicSteatotic Liver Disease:成因不明脂肪性肝疾患
・Specific AetiologySteatotic Liver Disease:特定成因脂肪性肝疾患

以下学会の発表文章脂肪性肝疾患の日本語病名に関して
欧州肝臓学会(EASL)は米国肝臓病学会(AASLD),ラテンアメリカ肝疾患研究協会(ALEH)と合 同で,脂肪性肝疾患の病名と分類法を変更することを,2023 年 6 月 24 日に発表しました [1]。日本肝臓 学会,日本消化器病学会もこの変更に賛同し,その旨を同年 9 月 29 日に両学会のホームページに発表 しました。
日本語での新たな病名に関しては,日本肝臓学会の企画広報委員会と日本消化器病学会の NAFLD/NASH 診療ガイドライン作成委員会が合同で検討を続けてきましたが,以下のように決定して, これを両学会の理事会も承認しました。これらの日本語病名は,両学会の案として日本医学会に提出し, 医学用語管理委員会でも承認されました。
なお,MASLD,MetALD,ALD の診断に際して利用する心血管イベントのリスク因子基準およびアル コール摂取量に関しては,わが国におけるメタボリック症候群ないしアルコール性肝障害の基準とは異 なる部分があります。その整合性をどうするかに関しては,日本肝臓学会の企画広報委員会と日本消化 器病学会の NAFLD/NASH 診療ガイドライン作成委員会が合同で検討を続けていますので,結果がまと まり次第,会員の皆さんにはご報告いたします。
1.Rinella ME, et al. A multi-society Delphi consensus statement on new fatty liver disease nomenclature. J Hepatol 2023; 79 (6): 1542-1556.
<日本語病名>
・Steatotic Liver Disease(SLD):脂肪性肝疾患
・Metabolic Dysfunction Associated SteatoticLiver Disease(MASLD):代謝機能障害関連脂肪性肝疾患 ・Metabolic Dysfunction Associated Steatotohepatitis(MASH):代謝機能障害関連脂肪肝炎
・Alcohol Associated (Related) Liver Disease(ALD):アルコール関連肝疾患
・MetALD :代謝機能障害アルコール関連肝疾患
・Cryptogenic SteatoticLiver Disease:成因不明脂肪性肝疾患
・Specific AetiologySteatotic Liver Disease:特定成因脂肪性肝疾患
2024年8月22日
一般社団法人日本肝臓学会 理事長 竹原 徹郎


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