肝臓病と共に生きる人たちを応援します

肝臓友の会との関わりで成長した肝臓専門医のブログです。2017.2.12より新規開始しました。

恵庭の柏野議員さんから連絡がありました

2009年02月17日 | 肝炎救済に関連して
先日は恵庭まで足を運んでいただきありがとうございました。
会派内での調整がつき、意見書案の提出は決まりました。

あとは議会運営委員会で他会派を説得できるかです。

たぶん採択できると思います。また採択になりましたらご連絡
させていただきます。
よろしくお願いします。
柏野 大介

とのことでした。全国各地で、意見書の採択が実現しているようです。がんばりましょう。

苫小牧肝がん検診終了しました 2009.2.15

2009年02月15日 | 肝がん検診
苫小牧肝がん検診、今回は、予約36名で、34名の受診となりました。
10年以上ぶりに受診された方に、肝がんを疑う方が2人いました。
病院にかかるべき方でもかかっていないとき、通院よりも検診の手軽さが便利でいいと受診される方もいました。いろんな都合のある方に合わせた受診形態が何種類もあることも必要なことだなあと実感しました。

札幌と苫小牧2カ所で3名の肝がんの診断、2cm以内であったので良かったと思いますが、定期的な画像検査をせずに通院されている方がまだまだいることに、気付かされます。

肝炎患者支援全国キャンペーンの署名も35筆集まりました。

札幌肝がん検診 2009.2.14

2009年02月14日 | 肝がん検診

札幌の肝がん検診、最終的には93名の予約でした。
今回は北海道難病連センターをかりて、8:00すぎから準備、久しぶりの会場でなれていないこともあってどたばたしましたが9:00からはスタートできました。途中ブレーカーが落ちて、エコーの待ち時間が発生してしまいましたが。みんな頑張ってくれて、他にトラブル無くできました。

B型肝炎の母児感染ではない方がとても多いことを実感させられる検診です。B型肝炎訴訟の紹介や、友の会の方が来てくれて署名活動をしてくれました。有りがたい話です。

最終的に87人受診し、肝がんが1名、腫瘍疑いが3名みつかりました。小さい腫瘤なので治療がきちんと出来ると思われます。

肝炎患者支援全国キャンペーンの署名も70筆集まりました。
写真は、最後に撮った物で、途中で帰ったかたもいるのでこの倍くらいの方が今回の検診に関わってくれました。ありがとうございました。

肝がん検診団がいしかりネットテレビで紹介されました

2009年02月13日 | 肝がん検診
先日、石狩の市議会に肝炎患者支援のための全国キャンペーンの一つとして、意見書を出して欲しいとお願いに行ったときに、民主党の片平議員にあいさつにって、話はうまくまとまり、その中で、いしかりネットテレビを紹介してもらうことが出来て、急遽取材をしてもらいました。そのネットテレビ放送ができていたので、ご紹介します。全国的にも珍しい放送の形態だそうです。

えりす いしかりネットテレビ肝がん検診団紹介
http://www.i-eris.tv/usMoviePlay.do?program_code=0000000627&banner_check=2

これは、残念なことにMacのsafariではみれないのです。私もMacのなかのパラレルデスクトップに入ったWindowsでみました。

スープカレー ヴォイジュ(VOYAGE)

2009年02月12日 | 

北24条のスープカレーの店で、有名どころと言えばここでしょう-。野菜のたくさん入ったのを頼みました。
スープはロータスで、野菜のススメ シーズン2って言うメニュー。野菜がおいしく食べられたので大満足です。
体重もちょっと減ってきてたので、安心して食べてしまいました。

札幌市北区 医療講演 サンプラザにて

2009年02月12日 | 医療講演やイベント

札幌市北区で医療講演をしてきました。20人を超える来場者で、熱心に聞いてくれました。
肝硬変で静脈瘤の治療を繰り返している方や、肝腫瘍について診断に悩んでいる方もいました。なかなか、難しいパターンもあり、先生方も悩んでいるのがよくわかります。
来場者の方に、3月15日の講演のポスターの日程が間違っていることを教えて貰えてラッキーでした。危ない危ない。

第20回 北海道門脈圧亢進症研究会プログラム決定 in札幌

2009年02月12日 | 学会研究会報告新聞記事など
プログラムが決まりました。

第20回北海道門脈圧亢進症研究会 プログラム

日時 平成21年3月7日(土)午後1時30分~5時00分
会場 札幌医科大学記念ホール
   札幌市中央区南1条西18丁目 電話番号011-611-2111

総合司会 札幌緑愛病院 肝臓センター 川西 輝明

開会の辞 13:30 当番世話人 札幌緑愛病院 肝臓センター 川西 輝明

一般演題 13:35~15:50
Session1 食道・胃静脈瘤 13:35~14:05
司会 北海道勤医協中央病院 内科 古山 準一

1.食道静脈瘤を合併したFelty症候群の一例
   札幌医大第一内科
   伊早坂 舞(イソサカ マイ)、阿久津典之、大関令奈、大橋広和、高木秀安、佐々木茂、
   篠村恭久
   札幌第一病院
   赤保内 良和

2.演歌熱唱中に胃孤立性静脈瘤破裂をきたしたB型肝硬変の1例
   小林病院消化器病センター 矢崎康幸 本田光則 請川淳一

3.2本の排血路を有した穹窿部胃静脈瘤に対し1本のB-RTOカテーテルで治療しえた
  肝硬変症(C型)の1例
   札幌緑愛病院 肝臓センター1)
   天使大学大学院2)
   かわにし てるあき
   川西輝明1)、高柳俊明1)、美馬聰昭1)、羽二生輝樹1)、関谷千尋2)

Session2 異所性静脈瘤 14:05~14:45 
司会 札幌医科大学 第一内科 高木 秀安

4.内視鏡的硬化療法後に急速に増大した十二指腸水平部静脈瘤の一例
   札幌厚生病院第三消化器科
   山崎 克、佐藤隆啓、木村睦海、荒川智宏、桑田靖昭、赤池 淳、小関 至、大村卓味、
   狩野吉康、豊田成司
   同)第一消化器科 黒河 聖
   同)放射線科 坂井 亙、長谷川貴

5.EISが奏効した肛門外突出型直腸静脈瘤の1例
   1)王子総合病院 消化器科 2)同 血液内科
   土居 忠1)、田中信悟1)、奥田敏徳1)、佐藤康裕1)、太田英敏1)、藤見章仁2)、蟹澤祐司2)

6.出血性直腸静脈瘤に対して内視鏡的静脈瘤結紮術および硬化療法を施行した1例
   北海道勤医協中央病院 内科
   古山準一(コヤマ ジュンイチ) 、本城信吾、森園竜太郎、森田康太郎、代田充、内沢政英、
   水尾仁志

7.直腸静脈瘤に対し経皮経肝側副血行路塞栓術(PTO)が奏効した1例
   1)札幌厚生病院第三消化器科、2)同放射線科
   木村睦海1)キムラムツウミ,佐藤隆啓1),荒川智宏1),桑田靖昭1),赤池淳1),小関至1),
   山崎克1),大村卓味1),狩野吉康1),豊田成司1),坂井亘2),長谷川貴2)

14:45~15:50 休憩
Session3 腹腔静脈シャント 門脈血栓 部分的脾動脈塞栓術 15:00~15:50
司会 札幌厚生病院 第三消化器科 佐藤 隆啓

8.デンバーシャント留置後に臍ヘルニア嵌頓を来たした肝硬変症(B型+アルコール症)の1例
   札幌緑愛病院 肝臓センター1)天使大学大学院2)
   かわにし てるあき
   川西輝明1)、高柳俊明1)、美馬聰昭1)、羽二生輝樹1)、関谷千尋2)

9.腹腔・静脈シャントを留置した門脈亢進症に伴う難治性腹水症例の検討
   市立室蘭総合病院 消化器科
   小野寺 馨(おのでら けい),金戸 宏行,村上 佳世,齊藤 真由子,鈴木 英章,
   佐藤 修司,石井 卓,坂本 裕史,近藤 哲

10カプセル内視鏡で診断し、ダナパロイドナトリウム療法が有効であった門脈血栓症による
  portal hypertensive enteropathyの一例
   1旭川医科大学 消化器・血液腫瘍制御内科
   2遠軽厚生病院 内科
   3旭川医科大学病院 総合診療部
   大竹孝明(おおたけ たかあき)1、阿部真美1、井上充貴2、田邊裕貴1、三好茂樹1、
   鈴木康秋1、大平賀子3、高後 裕1

11.部分的動脈塞栓術における長片スポンゼル法の経験
   札幌緑愛病院 肝臓センター1)
   天使大学大学院2)
   かわにし てるあき
   川西輝明1)、高柳俊明1)、美馬聰昭1)、羽二生輝樹1)、関谷千尋2)

12.門脈圧亢進症治療に対する部分的脾動脈塞栓術(PSE)後のLDHの推移
   荒川 智宏(あらかわ ともひろ)、大村 卓味、桑田 靖昭、赤池 淳、小関 至、
   山崎 克、佐藤 隆啓、狩野 吉康、豊田 成司 
   札幌厚生病院 第三消化器科

15:50 事務局から
特別講演 16:00~17:00
「食道静脈瘤治療:内視鏡的塞栓術開発と現在の治療方針」
演者 つくば双愛病院 名誉院長 高瀬 靖広
司会 札幌緑愛病院 肝臓センター 川西 輝明

肝臓学会 ランチョンセミナーから 2008.6.5

2009年02月12日 | 学会研究会報告新聞記事など
C型肝炎の病態と今後の治療と題して行われたセミナーの報告が来ていたので、抜粋して紹介したいと思います。
ジェノタイプ1かつ高ウイルス量の治療には、難しい場合もあり、新しい治療薬として、Boceprevirをあげていました。ペグイントロンとリバビリンの併用を合わせることで、ウイルスを消失させる効果が約20%向上すると期待されていますとのことでした。
新しい薬としては、タンパク合成酵素阻害(プロテアーゼ阻害薬)、遺伝子合成酵素阻害(ポリメラーゼ阻害薬)の二種が研究されていて、国際的な大規模臨床試験が進行中なのはプロテアーゼ阻害薬であるTelaprevir(TVR)とBoceprevirだそうです。

TVRとペグリバの併用を12週して、そのあとペグリバ12週が認可されるのではないかということ。Boceprevirは投与方法がまだ確立されていないが、途中経過でのウイルス消失率が良いことから、さらに効果がいいのではないかと考えられているとのことでした。
どちらにしても、まだ、臨床で使える日が決まっていないので、効果があって副作用の少ない治療となることを期待しましょう。

かみねんどのショートケーキ 娘の作品

2009年02月08日 | 花、植物、風景

先日の折り紙工作で、ブログに載せたのが気に入ったみたいで、これも、患者さんに見てもらってと作ってくれました。最初みんなにあげていいよって言ってくれたんだけど。5個じゃ喧嘩になるからということにして、写真を撮ることにしました。
かみねんどなんですが、いまは、こんなカラフルのが最初から有るんですよねえ。びっくりしました。軽くて作りやすい、かみねんども進歩してるなあと感心したのと、娘が喜んでもらいたいと思うことがとてもうれしいわたしでした。

肝臓教室 肝硬変の診断治療 血液検査の見方 2月4日

2009年02月08日 | 肝臓教室

肝硬変の診断と治療について肝臓教室を行いました。
肝硬変の診断には腹腔鏡検査が有用であること、肝硬変が進行すると肝不全の合併症があり、腹水や肝性脳症がでてくる事への治療が必要となること。腹水の治療としては、塩分制限や利尿剤、腹腔静脈シャント、部分的脾動脈塞栓術などがあり、脳症については、便通の管理やラクツロース製剤が有用であることを話しました。
静脈瘤については、別の機会に話すことにしています。
血液検査の見方では、タックマン法がウイルス測定に主流となってきていることを話しました。

娘の作品

2009年02月05日 | 花、植物、風景

今日は家に帰ったら、娘が、これお父さんにあげると大切そうに袋に入れて手渡してくれました。なんでも、3時間くらいかかって作ったそうで、テレビを観ながららしいのですが、一生懸命作ったそうです。
さくらんぼのキーホルダーに、折り紙のいちご、あときれいな折り紙の切り絵かな。病院の机に飾って、患者さんのいるところにも飾ってねと。なんだか、やさしい子になってるなあとしみじみ。。。親ばかですねえ。

手稲区 新発寒地区センター 医療講演終わりました

2009年02月05日 | 医療講演やイベント

今日は札幌市手稲区の新発寒地区センターで医療講演をしてきました。30人を超える参加で、小さい会場いっぱいになってびっくりしました。相談も8人にて、近くに住んでいたけど肝臓外来をしていることを知ってよかったという人もいましたし。B型肝炎ウイルスキャリアのフォローをどうしていくのがいいのかという方もいて、とても、充実した講演会になりました。