肝臓病と共に生きる人たちを応援します

肝臓友の会との関わりで成長した肝臓専門医のブログです。2017.2.12より新規開始しました。

北海道のパンフから B型 C型肝炎について

2010年06月16日 | 日常生活について 元気で長生きへ

【肝炎ウイルスにはどのように感染する?】
A型、E型肝炎ウイルスは主に食物を介して感染し、B型、C型、D型肝炎ウイルスは主に血液を介して感染します。 B型・C型肝炎ウイルスの感染予防にあたっては、他人の血液に安易に触れないようにすることが重要です。
ただし、肝炎ウイルスは空気感染はしませんので、常識的な社会生活を心かけていれば、日常生活の場では 感染することはほとんどなく、次のような場合には感染しません。
肝炎ウイルスに感染している人と握手した場合
肝炎ウイルスに感染している人と抱き合った場合
肝炎ウイルスに感染している人の隣に座った場合
肝炎ウイルスに感染している人と一緒に入浴した場合 等

という感じで、うつらない行為として明記してくれていることは、ありがたいですね。
道のホームページはこちらhttp://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/kak/kanentaisaku.htm
パンフはこちら
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/NR/rdonlyres/2EBEDD27-EC51-4B14-A43E-AD6ECCE8CCD3/0/20kanen001.pdf

五稜郭

2010年06月14日 | 花、植物、風景

函館の医療講演に行ったついでに五稜郭タワーに登ってみました。五稜郭の中に昔の建物が再現される工事がされていて、11月末の完成が楽しみです。
桜の時期は終わって、緑がいっぱいになっている五稜郭もいい感じでした。

函館医療講演終了

2010年06月14日 | 医療講演やイベント

天気がよかった函館で医療講演をしてきました。86名の参加って、函館では今までで一番人が集まっていました。肝炎問題の意識が高まってきていることや、肝臓専門医の医療機関がへったことなどが原因になっているんだろうと思われます。医療相談は8名いて、その内容も専門医が居る病院はどこにかかればいいのでしょうといった形のものが多く、患者さんにとって切実な内容が多かったです。
肝がん検診で道内回っているので、函館も近くに感じる私ですが、函館の方が札幌に来たりするのは大変なことですから、函館市内で十分な治療が受けられるようになることが求められていますよね。

はまなす会の患者会の方々もあいさつしてくれて、肝炎問題についてお話ししてくれていました。ありがたいです。

最高裁4周年記念集会 応援企画 品川交流会と集会 行ってきました。

2010年06月09日 | 肝炎救済に関連して

6月8日の集会を盛り上げるべく、品川プリンスで交流会、時間より早く着いて、会場を確保して待っていました。ガッチャマンまつなりさん登場、その後、前向きさん、田中さん、小倉さん、こうさん、ばんばんさん、akioさん、sabavianさん、木の葉さんとたくさんの方に来て頂きました。2時間ちょっとみんなで話ながら、日ごろの他愛のない話から病気の話まで、いろんな話をしていましたねえ。私は相変わらず圧倒されていました。
有楽町マリオンの銀座交差点で、街頭宣伝を行い、ビラを配りまくっていました。各地の原告さんが、横断幕を掲げ、通行する人たちにこの問題が日本のだれもが感染してもおかしくなかった問題であること、すべての肝炎患者の救済を求めていることなどを訴えていました。

その後全国町村会館へ移動 結構歩きましたー。私病み上がりだったので、きっと影が薄かったのではないでしょうか、咳がうるさくて申し訳なかったかも。

前座の、ギター弾き語りが式次第ではオープニングになっていて感激していたのは私だけかもー。10分間で、あきらめないでを1回、きっときっとを二回歌いました。ちゃんと予習してくれていた方がいてうれしかったですねえ。こうさんが早速、会場の様子をムービーでとってユーチューブにアップしてくれていました。
川西輝明医師の歌 あきらめないで&きっときっと
それにしても、すごい世の中ですねえ。
集会は200名を超えた参加で、懇親会も100名を超えるという今までにない、とってもいい集会でした。どんどん盛り上げて問題の解決に向いてくれたらいいですね。

式次第
 ○ オープニング 北海道:川西医師(ギター弾き語り)
 ○ 開会宣言
1 原告代表の挨拶
2 最高裁勝利判決元原告からの訴え
3 国会議員からの御挨拶
4 朗読劇
5 遺族原告からの訴え「早期解決の必要性」
6 争点解説「被害者の線引きを許さない」
7 癌の原告からの訴え「命を切り捨てるな」
8 全国B型肝炎訴訟弁護団の報告
9 激励挨拶
  1 日本肝臓病患者団体協議会
  2 薬害肝炎原告団・弁護団
  3 民医連から
  4 東京の支援者
  5 福岡の支援者
10 アピール採択(早期解決と菅首相への面談要求等)
 ○ 閉会挨拶
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肝炎救済を願って 4周年集会前 ギター弾き語りします

2010年06月06日 | 肝炎救済に関連して
今回、6月8日のB型肝炎訴訟の4周年集会において、ギター弾き語りで前座をすることになりました。15分くらいと思っています。午後6時10分くらいになるかな。

きっときっとをみんなで合唱してみましょう。あと、あきらめないでも聞いてもらえたらと思って、ギター持って行きます。準備等で忙しい方も多いと思いますが、できるだけての空いているかたは一緒に参加してもらえたらと思います。
歌詞カードとかは、用意して持って行きますが足りないこともあり得るので、可能であれば、メールで見ながらを検討して見てください。みなさんの思いを込めて歌って頂けたら幸いです。
ブログでも公開していますので一足先に練習して貰えたら,心強いです。

みんなの思いをみんなに伝わるように思いを込めて歌いたいと思います。

4周年集会「最高裁から4年・・・」
【日時】6月8日(火)午後6時半~8時半
【場所】全国町村会館(千代田区永田町1丁目11番35号)
 地下鉄有楽町線及び南北線、永田町駅3番出口、徒歩2分
 電話03-3581-0471、
【内容】和解をめぐる最新情勢報告・国会議員の御挨拶・支援者からの激励挨拶等
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紋別医療講演 終了

2010年06月05日 | 医療講演やイベント
紋別の新聞に以下の紹介がありました。20名の方が参加してくれて、とても、いい感じでした。あきらめないでときっときっとを歌ってきました。泣いてくれた方がいたのはうれしかったです。

肝臓医療講演会6月5日に~肝がん検診団の川西医師を迎え
(5月27日付け)
 肝臓をいたわる生活の工夫や肝炎の最新治療をテーマにした「肝臓医療講演会」が6月5日(土)午後2時から市民会館(2階会議室)で開催される。肝炎についての医療相談も行う。参加無料で広く来場を呼びかけている。
 主催は、道内のボランティア医師らでつくる肝がん検診団と製薬会社のシェリング・プラウ。後援は紋別市と、北見肝炎友の会。
 講師は肝がん検診団の団長で、札幌緑愛病院肝臓センター所長の川西輝明医師。
 肝臓によい日常生活の過ごし方や、アルコールとのつきあい方、肝炎の最新治療、国の肝炎対策基本法などについて語る。
 講演終了後の午後3時からは肝炎について悩みのある人の医療相談にも応じる。
 川西医師は札幌緑愛病院で内科医として勤務する傍ら2007年に、道内の医師や検査技師ら約四十人と、検診団を結成した。全国でも珍しい肝がんの巡回検診を行っている。週末に道内各地を回り、公民館などを借り、血液検査やエコーで肝臓を調べ、講演も行っている。
 講演会で趣味のギターを弾きながら、闘病中の患者を思って作った歌「あきらめないで」を披露することで知られる。紋別でも披露する予定。
 紋別講演会は会場の広さの都合で入場は先着順となる場合がある。
北海民友新聞社 1998-2010

06 肝硬変症(B型)で核酸アナログで治癒したかも?

2010年06月02日 | B型肝炎ウイルスの治療

54才の女性の患者さんで、肝硬変に近い方だったのですが、核酸アナログ(ラミブジン;ゼフィックス)を開始してデータが落ちついてきたので、週3回に減らしてみましょうとしたところウイルスの上昇がなかったので、もしかしてと思いHBs抗体を測定したら、しっかりとできていました。9年間使い続けて、治癒になったことが予想される患者さんです。核酸アナログをやめれる方もいると言うことが、言えそうです、経過を見ていきたいと思います。

43才に私たちがフォローはじめたときに腹腔鏡検査を行って、島田分類420番地 肝生検 肝硬変の患者さんでした。
当時、HBs抗原陽性、HBe抗原陰性、HBe抗体陽性、HBc抗体強陽性、家族に肝炎の方はいない方でした。経過中e抗体が陰性化していました。現在核酸アナログを中止して、経過を見ています。