肝臓病と共に生きる人たちを応援します

肝臓友の会との関わりで成長した肝臓専門医のブログです。2017.2.12より新規開始しました。

JDDW2010 横浜にて 発表してきました-

2010年10月15日 | インターフェロンの少量長期や高齢者治療
今回、消化器の先生方が集まる一番大きい国内の学会に行ってきました。

私も少量長期で、うまく治った患者さんの紹介をしてきました。遺伝子などの最先端の研究とは違って、患者さん一人ひとりに可能性が有る治療を見出していきたいというスタンスの発表なので、なかなか、学会の世界では取り上げにくいところですが、今回発表の機会が得られてよかったです。私のブログではちょこちょこだしている内容のものなので、みなさんは見てきているかな。
この量で効果があるなんてと驚かれる先生がたくさんいました、本当におもしろいねえと感想を述べてくれた先生もいて、よかったです。本当はもっと奇跡的と思われる患者さんを経験している先生ってたくさんいると思うんだけど、学会で報告するほどじゃないしなあって、してない先生多いんです。ですから、最先端の遺伝子などの分析が無くても、こういう発表も臨床医にとって勇気を与えられたらって思って発表しています。

スライドは、以前もだしている内容のものなのでリンクしておきます。
15高齢な方のインターフェロン療法 C型肝炎
 

肝がん治療後少量長期インターフェロン 75才女性
 

ペガシス18μgとコペガス400mg 72週投与成功例
 

ペガシス180から18μgへの減量しても著効した1例 2010年7月21日更新
 

本当に、患者さんを何とか治してあげたいって先生がたが、少量長期の治療に取り組んでいることがやっと学会でも取り扱うようになってきたんだなあと思います。私の発表は去年もだしいてるんだけどその時は採用されなかった内容なんですよね。
新しいものが注目される中、本当に患者さんの今を何とかしたいと思う臨床医がたくさんいることがわかるってうれしいことです。

遺伝子の分析も、大学とか大きい肝臓の病院では分析が進んでいますが、まだまだ、患者さんにとっていい話につなげ切れていない感じがします。調べなくても、インターフェロンの反応で判断していいのになあって、効果があると思って治療していくことが効果がない人にも奇跡的な効果を生むことを可能にするから。

少しでもよくなる可能性を見出していくことが臨床医の仕事で、よくならないタイプですなんて患者さんに説明していいことがあるとは私には思えないんです。よくならないタイプならあきらめなさいなんて説明されたら、奇跡的に治る人たちなんて出てこなくなっちゃうんですよね。よくならないタイプとはでているけど、炎症を押さえたり、肝がん抑制の効果や治る可能性だってゼロではないことがわかっているから、効果を狙ってインターフェロンをすることで次につながるから頑張りましょうねって言える先生に最低かかって欲しいなあなんて、偉そうな事言ってたらしかられそうだけど。

医者はその時の知識で判断する仕事ですから、今調べてわかったことを伝えることは間違いではないと思っている先生が多いかもしれないけど、患者さんに希望を与えず、悪いことを伝えることは絶対にいいことはないんです。なんて、熱くなってしまいましたー。
今やれることをいまいいと思うことを続けていくことが、次につながると信じて行くのが私たちの仕事なんだろうなあ。

奇跡を期待する患者さんに、奇跡だと思っていることを起こすために奇跡が起きて当たり前と思って取り組んでいくことが、夢をかなえる力になるんだと思います。昔奇跡だと思われたことが今は当たり前になってるんですから、人の体にはそういう奇跡が起こる力がたーくさんあるんです。
そういうことがわかっているお医者さんも、たくさんいるので、どんどんつながっていきたいです。

横浜の夜景

2010年10月14日 | 花、植物、風景

今日は学会の帰り、てくてく歩いてホテルに戻りました。そしたら、ライトアップされてる景色がきれいできれいで、日本丸をバックにとるといい感じ、写真ではその感動は伝えきれないけど。デートには最高だよなあって思います。
 

 

「闘いは誰がために ー難航するB型肝炎訴訟のゆくえー」10月10日ニュースJapanです。

2010年10月11日 | 肝炎救済に関連して
今夜11時45分から、
フジテレビ『ニュースJAPAN』において、次のOAをいたします。
ご視聴いただければ、幸いです。

と連絡頂きました。もうすぐの放送ですが、気づいた方がいたらお願いします。

「闘いは誰がためにー難航するB型肝炎訴訟のゆくえー」
ポチッとして頂けたら幸いですにほんブログ村 病気ブログ 肝臓・胆嚢・すい臓の病気へにほんブログ村

海猿 映画見てきました 泣きまくりでした

2010年10月10日 | 映画 模型 プラモデル
海猿の映画を観てきました。何カ所も泣いたなあ。よくそんなに泣けるねって言われたけど。テイッシュが無くて、鼻かめないのが辛かったなあ。是非見に行ってみてほしいですねえ。

肝炎友の会はるにれ会 観楓会 in 新篠津温泉たっぷの湯

2010年10月08日 | 患者さんとの関わり

はるにれ会の観楓会がありました。外来を終えて病棟の指示を確認して、さて出発。夕食からの参加ですが、アワビもあって美味しかったです。
記念撮影をして、夕食、懇親会って感じ。ビンゴゲームでは、他の患者さんがもらった商品をもらったりして、なんか得した気分になったりしました。25名の参加でした。
緑愛病院の看護師さんも来てくれてとても楽しく過ごせました。よかった。

私のギター弾き語りタイム20分のつもりで軽く考えていたら30分になって、酔っ払い気味だったので、かなり汗だくになっていました。練習が必要だなあ。。。白いブランコ、エール(コブクロ)、雪国、あしたはなにがあるのかな、酒よ、きっときっと、栄光の架橋、バラが咲いた、あきらめないで、青い山脈でしめました。 

 

秋色になりつつある手稲山

2010年10月07日 | 花、植物、風景

いつもと違う角度だけどちょっと、山の上が茶色くなってきていました。短い秋ですが、紅葉も綺麗になるかなあ。
朝の散歩の時間は息も白くなって、今日は草に白く水滴がついていました。これが凍ると霜かなあ。

ふるさとミュージックフェステバル

2010年10月03日 | 歌の集い

娘の小学校で、ふるさとミュージックフェステバルってのがあって、ギター弾き語りをしてきました。PTAの方々学校の方々地域や演奏する人たち、みんなの思いが集まってこういう企画が出来上がっている飲んだなあと実感するような温かい催しでした。
私もギターの弾き語りの機会を作ってもらえて、「きっときっと」と「あきらめないで」と「あしたはなにがあるのかな」の3曲を歌ってきました。
曲のできたときの思いを話して歌ってきたのですが、みんなしーんと聞いてくれて、3曲目は手拍子もして貰えて、ミニコンサートになっていました。自分の演奏が終わったらすぐ東京に出発したので、全部を聞くことができなくて残念だったけど。会場にあふれる温かい思いを感じられて、とても、感動しました。
こういう愛に育てられる子供たちがこれから元気に幸せに大人になってくれたらと思う私でした。