ヤマアカガエルの産卵に春を知る日

山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話

両面使いのキャビネット

2013年02月13日 | 木工
また雪が降りました。




朝の工房に向かう道。
左側は人、右は動物の足跡。

寝るときにはまだ星が出ていたのに。起きたら積もっていた。空ももう晴れていた。
とても軽い雪。10センチくらい積もった。
ご近所が雪かきをしていたのであわてて私もする。




お昼過ぎには融けてしまった。
淡い雪。




両側から使うキャビネットの制作中。






片側は
・TV台
・雑誌置き
・食器棚、ガラスの引違扉と木の鏡板の引違扉
・引き出し
・棚




(ピンボケ失礼)


裏側は
・掃除機入れの観音開き扉
・タオル掛け
・棚

というもの。
複雑で、作るのが面白い。



でもその複雑さ故、間違えて加工してしまうの恐れがあるので、
全ての部材の付くところや溝などを、一度鉛筆で板に書いて確認してから加工に入りました。
普段はそこまでしません。






久しぶりに和式の作業台「あて板」を出す。
躯体が大きいので、立って使う洋式の作業台の上に載せて鉋がかけられないから。
この「あて板」は20年くらいは使っている。
サクラ材です。長さも1.8mあります。
さらに洋式の作業台は長さが2.5mあります。
どちらもかなりの重さです。





これは雑誌を置くところ。
すこし斜めになっています。

テレビのケーブルを通す穴が開いています。






こんな治具を使ってほぞ穴を加工しました。

L字の部材が付く鉛筆の印が見えます。



これから扉や引き出しを作ります。








おまけ。

やっと撮れた。

川面に立つアオサギ。
首をすくめています。寒いのかな?

彼らは本当に目が良くて、警戒心が強い。
木の陰から撮ったけど、この後気づかれて、すぐに飛んで逃げてしまった。

木の上に営巣し、夜中にも鳴きながら飛ぶ。