ヤマアカガエルの産卵に春を知る日

山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話

烏鷺の巣(椅子の完成)

2013年04月18日 | 木工
春らしくなって嬉しい。


川でカジカガエルが鳴きだした。

ツバメが来た。

夜はフクロウが鳴く。蝙蝠がひらめく。

クマンバチがブンブン飛んでる。




新緑に交じって山桜が咲き出した。
暖かくなるにしたがって桜の開花も山腹を登ってゆく。
日本の桜はやっぱり山桜だよね。





工房に向かう途中の民家の庭に立っている杉の木にカラスの巣を発見。
(写真右隅)
住民は知っているのだろうか、教えてあげた方がいいのか、、、
先日も違うところでカラスの巣を見つけた。
幼児のいるお宅のすぐ目の前の電柱のてっぺん。
教えてあげたら、さすがにそれは駆除されてしまった。
早くあきらめてもらった方がお互いのためだよ。




自宅の裏山には鷺の巣も発見。
アオサギかな。
写真では分からないけれど、やはり杉のてっぺんにあるようだ。
こちらは害がないだろう。
あまり眺めていると親鳥が警戒するので、あまり見ないようにしよう。
鷺が木のてっぺんに止まっている絵はなかなか面白いです。





椅子7脚の制作にずいぶん時間がかかってしまった。
家庭の用事で何日か休んだことも遅延の理由です。





椅子の座ぐり。
鉋で削って皿状にします。なるべく鉋で仕上げます。
刃物での加工の方が早くてきれいだから。
でも写真の様に刃物の跡が残るので、このあとサンドペーパーで仕上げます。





ペーパーで仕上げるときにも「当て木」をして擦ります。
当て木をしないと滑らかな仕上がりになりません。
もちろん機械でも磨きます。




肘掛けの付くホゾを丸く加工します。
これは手作業になります。





小刀、鑿で丸くします。




出来た丸ホゾ。




完成した椅子の写真です。





ウォールナットの椅子。






黒胡桃と国産クルミの椅子。
型は同じで材が違います。アメリカ産と日本産のクルミ。
工房の庭の黒竹とレンギョウが背景。





国産ミズナラの椅子。
ご夫婦のご注文で、座面の大きさを変えて作っています。
ご婦人用の方が3cmほど奥行きが小さいです。
ソメイヨシノの花ももう終わりです。








次はこれ。
だいぶ前に作りかけていた小椅子8脚。





こんな仕口です。二枚ほぞ。





組み立て。

納期があるので急げ急げ。



でも今週末は群馬の森クラフトフェアに出展します。