ヤマアカガエルの産卵に春を知る日

山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話

樹木の観察

2016年05月14日 | 木工
一件納品に行きました。



扉を取り換える仕事でした。



高さが2.3mもある大きな扉です。

これを作るための良材を入手するのが大変でした。
クルミ材です。


横手の框、鏡板などは上の方は細く小さく、
下に行くにしたがってだんだん大きくしてあります。

上を小さく下を大きく作るのは見た目の安定館を意図したものです。






こんな取手です。

材はブラックウォールナット。














工房に行く途中、雉の雄がいました。





すぐ近くに雌もいました。

求愛中でしょうか?

邪魔をしても悪いのでさっさと通り抜けます。










今年は藤の花が沢山咲いています。

あたり年ですね。






通勤路に大きな花びらが落ちていました。






見上げると確かに朴の木が生えています。






同じく道路にカエデの実が落ちています。
イタヤカエデでしょうか。

こんな風に実がついています。





このカエデは空き家に生えているのですが、秋にはよい色に紅葉します。

実もこのように赤いのですね。






やはり通勤路の脇に変な実の付いた木がありました。

図鑑で調べたら、なんとシオジでした。



シオジは上野村特産の樹木で、材としてもよい木です。





幹はこんな木。

知ってみると、周りに何本も生えているのを見つけました。

材に使うにはまだ細いですけど。



木工屋は板を見れば樹種がわかるのに、樹木を見るとわからず、

山で伐採をしている人は立木では樹種がわかるのに板になるとわからない、というのは

当業界では有名なジョークネタです。






コメント
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