【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

クリスマスの木

2024-12-23 | 折々の花
クリスマスツリーで思い浮かべるのは何の木?
まずモミの木、針葉樹、ゴールドクレスト(杉の仲間)、松は松でもトドマツ、ドイツトーヒ等など。
クリスマスツリーにはやっぱり針葉樹のいろいろです。
クリスマスが似合う観葉植物は何?
ポインセチアこちら
ポインセチアって中南米の原産なんですよ、メキシコの宣教師さんが「この赤はイエスキリストの清純な血の色、緑は永遠の愛と命をあらわすモンなんだ」と、宣言したからポインセチアはクリスマスの花になったんです。
同じく赤といえば、サンタさんの服は?これも理由は同じで、カトリックの典礼の色が赤、緑、紫、白これらがクリスマス・カラーなんですよ。調べてみると、昔はパープル・サンタって居たんですよ、紫の服を着たサンタさんが……。
じゃ何故、今、赤が統一なったのか?
今から100年近くの前のこと、コカ・コーラ社が全世界一斉にキャンペーンやって、その時のサンタさんが着てた服の色が赤だった。
コカ・コーラの企業色が赤だから。コカ・コーラの効果でサンタさんは赤になった。
クリスマスが似合う葉っぱ。
これがヒイラギ,ヒイラギって日本にもありますが、クリスマスに使ってるのはセイヨウヒイラギ。
ヒイラギとセイヨウヒイラギは違います。
セイヨウヒイラギはモチノキ科の植物。
大昔の人々が『聖なる木』と崇めてきた木です。セイヨウヒイラギはキリストの足元から生えた木といわれています。1年中葉を落とさない常緑樹。さらに冬に赤い実をつける、葉っぱがギザギザ。この赤がキリストの血、ギザギザがキリストが被ってたイバラの冠のトゲをあらわしている。血と苦悩をあらわしているのがセイヨウヒイラギ。
更に白い花は生誕をあらわしている。植物全体でセイヨウヒイラギは魔力を持つ木といえる。
全部クリスマスカラーですよね。
日本にもある日本のヒイラギは?
セイヨウヒイラギはモチノキ科、日本のヒイラギはモクセイ科。なので、全く別種なんですよ。
何で?日本のヒイラギも葉っぱがギザギザなのに使わないの?
何でセイヨウヒイラギを使ったかというと、そもそもはクリスマスは西洋の行事ということと、セイヨウヒイラギは冬に赤い実が生る、ちょうどいい具合に。その赤い実はキリストの血をあらわしているから、だから赤色のポインセチアもクリスマスの……に、選ばれたんですよ。
ところが、日本のヒイラギは、実が赤くないんですよ黒なんです。しかも、その実が生るのが初夏なので全然時期が合わないんですよ。セイヨウヒイラギも日本のヒイラギも葉っぱはギザギザしてて似てるんですけど、実が全然違うということで選ばれないんですよ。
逆に日本のヒイラギの特徴は冬に花が咲きます。「コレ、メッチャ白くてかわいい花、更に香りが良いです」
日本のヒイラギはモクセイ科、キンモクセイの仲間。だからお花は可愛くて匂いも良いからぜひ見つけてください。
セイヨウヒイラギも日本のヒイラギも種が全然違うのに、共に魔よけに使われている。
葉がギザギザだからというのが大きな理由です。
セイヨウヒイラギはクリスマスに使われる、日本のヒイラギはいつ使われますか?
「節分です」共に宗教的行事に使われてるんですよ。
防犯目的で庭の生垣にも使われる。トゲトゲが痛いですから。
節分の日には節分の夜にヒイラギの枝にイワシの頭を刺してドアに飾る。
「柊鰯」という昔ながらの日本の風習です。
ヒイラギの棘と鰯の頭のくさい臭いで魔よけになるという。(玄関開けたら2分でプわ~ン)
もう一つ、家の裏庭には表鬼門(北東)と裏鬼門(南西)とがあり、表鬼門にはヒイラギを植えて裏鬼門には南天を植える、ナンテンは「難を転じる」という目出度い木ですから。
種としては全然違うのに、ヒイラギと同じ名前ということで日本と西洋で共に魔よけ厄除けとして宗教行事に使われてきたというのが、やっぱり植物と人と宗教との関係として本当に面白い関係性だなっとおもうんですよ。
セイヨウヒイラギをクリスマスに日本のヒイラギを節分にぜひどうぞ。

12月25日 わんちゃんとこの庭で
2024-12-23
鉄崎幹人のWASABI :SBSラジオ [静岡放送]
鉄崎幹人愛してやまないものについて語りつくす、午後のテッパン、月曜日は生物や植物自然農業などにスポットを当てるクローズアップ生き物


クリスマスカードをサンタさんの絵手紙で……。

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