宇宙航空研究開発機構(JAXA)のX線天文衛星“すざく”が捉えた温度3億度のガス。
約50億光年離れた銀河団“RXJ1347”に存在するようです。
宇宙でこれほどの高温が観測されたのは初めてだそうで、
銀河団どうしの衝突で加熱されたのが原因ではないかと考えられています。
私たちの“天の川銀河”が数百の銀河からなる“おとめ座銀河団”に所属しているのを知ってます?
銀河団は他にも数多く見つかっていて、
この銀河団を可視光で見ると銀河の集団にしか見えないのですが、X線で観測すると違った見え方がします。
なんと全体を包み込むガスが浮かび上がるんですねー
X線を放つほどのガスは、数千万度以上の高温に相当するようです。
もともと“RXJ1347”はX線で観測すると、きわめて明るい銀河団として知られていたのですが、まさか3億度という超高温ガスが放つX線が検出されるとは…
“RXJ1347”の大きさは約500万光年あり、ガスの平均温度は約1億度もあります。
なかでも3億度に加熱されているのは約45万光年の範囲ということが、NASAのX線天文衛星“チャンドラ”の観測により分かりました。
このことから銀河団は“多くの銀河”、“高温ガス”、
そしてガスを重力で引き止めていると考えられている“ダークマター(暗黒物質)”で構成されているといえます。
一般的に銀河団のガスを暖めるのは、
ダークマターに引き寄せられることで開放された重力エネルギーと言われていいますが、3億度に達するにはどうしても別の力が必要となるんですねー
その別の力が銀河団どうしの衝突ということです。
今のところ“RXJ1347”は、銀河団が毎秒4000kmという高速で衝突した直後の姿ではないかと考えられています。
宇宙で一番熱いガスは、銀河団どうしの衝突で出来た宇宙一大きなスケールの事象なのかもしれません。

約50億光年離れた銀河団“RXJ1347”に存在するようです。
宇宙でこれほどの高温が観測されたのは初めてだそうで、
銀河団どうしの衝突で加熱されたのが原因ではないかと考えられています。
私たちの“天の川銀河”が数百の銀河からなる“おとめ座銀河団”に所属しているのを知ってます?
銀河団は他にも数多く見つかっていて、
この銀河団を可視光で見ると銀河の集団にしか見えないのですが、X線で観測すると違った見え方がします。
なんと全体を包み込むガスが浮かび上がるんですねー
X線を放つほどのガスは、数千万度以上の高温に相当するようです。
もともと“RXJ1347”はX線で観測すると、きわめて明るい銀河団として知られていたのですが、まさか3億度という超高温ガスが放つX線が検出されるとは…
“RXJ1347”の大きさは約500万光年あり、ガスの平均温度は約1億度もあります。
なかでも3億度に加熱されているのは約45万光年の範囲ということが、NASAのX線天文衛星“チャンドラ”の観測により分かりました。
このことから銀河団は“多くの銀河”、“高温ガス”、
そしてガスを重力で引き止めていると考えられている“ダークマター(暗黒物質)”で構成されているといえます。
一般的に銀河団のガスを暖めるのは、
ダークマターに引き寄せられることで開放された重力エネルギーと言われていいますが、3億度に達するにはどうしても別の力が必要となるんですねー
その別の力が銀河団どうしの衝突ということです。
今のところ“RXJ1347”は、銀河団が毎秒4000kmという高速で衝突した直後の姿ではないかと考えられています。
宇宙で一番熱いガスは、銀河団どうしの衝突で出来た宇宙一大きなスケールの事象なのかもしれません。
