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7つの実証テーマと7基の人工衛星を載せて、イプシロンロケット4号機が打ち上げに成功!

2019年01月19日 | 宇宙 space
1月18日午前9時50分、鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所からイプシロンロケット4号機が打ち上げられました。

搭載されていた7つの衛星はすべて正常に分離。打ち上げは無事に成功したんですねー

その中に含まれているのが、JAXAによる技術実証プログラムの初号機“小型実証衛星1号機”。
衛星産業の国際競争力の獲得や強化、宇宙産業のビジネス創出などを目的としているそうです。
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/cc/32c82c2cb29bd453f65b85cd186c5937.jpg


低コストで高い性能を持つロケット

JAXAとIHIエアロスペースが開発した小型の固体ロケットがイプシロンです。
“はやぶさ”の打ち上げなどで活躍した“M-V”ロケットの後継機になります。

特長は、打ち上げ費用が高かった“M-V”を教訓にしていること。

第1段にH-IIAロケットの固体ロケットブースターを使い、第2段と第3段には“M-V”ロケットで使用されたロケットモーターを改良して用いるなど、既製品を流用することで低コスト化が図られています。

また、その一方で、人工知能によるロケットの自己診断機能や、少人数で打ち上げ管制ができるシステムなど、新しい技術も使われています。

イプシロンロケットが目指しているのは、低コストながら高い性能をもつロケットの実現なんですねー
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天候悪化のため打ち上げは1日延期

イプシロンロケット4号機は、1月18日9時50分20秒に鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所にあるイプシロンロケット発車装置からリフトオフ。

イプシロンロケット4号機が搭載していたのは、“革新的衛星技術実証プログラム”最初の実証機会になる“革新的衛星技術実証1号機”。

“革新的衛星技術実証1号機”は7つの実証テーマを載せた7基の人工衛星で構成されていて、人工流れ星を作り出す衛星も搭載されているんですねー

打ち上げから51分55秒後には、ロケットに搭載されていた“小型実証衛星1号機”が正常に分離したことを確認。

続いて、地球観測衛星“マイクロドラゴン”、超小型理学観測衛星“ライズサット”、人工流れ星実証衛星“ALE-1”の3基の超小型衛星、および多機能展開膜実証3Uキューブサット“OrigamiSat-1”、月探査技術実証衛星“Aoba VELOX-TV”、アマチュア通信技術実証衛星“NEXUS”の3基のキューブサットも、すべてが正常に分離したことが確認されました。
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イプシロンロケット4号機に搭載されて打ち上げられた
“小型実証衛星1号機”と超小型衛星3機およびキューブサット3基。
このうち“小型実証衛星1号機”は、JAXAによる“革新的衛星技術実証プログラム”の初号機で、衛星産業の国際競争力の獲得・強化や宇宙利用の拡大、宇宙産業のビジネス創出などを目的としています。

衛星推進系や電子部品単体など、公募により選定された7つの部品・機器の実証を軌道上で行うことになります。

また“小型実証衛星1号機”は、JAXAがスタートアップ企業アクセルスペース社に開発・試験・運用を依頼した初の衛星でもあります。
アクセルスペース社の実績とJAXAの開発知見とが組み合わされることで、低コストの実証衛星システムを実現しています。

革新的衛星技術実証機は4号機まで予定されていて、まだ3号機以降のテーマは公募中だそうですよ。


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