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月面探査機“LADEE”、ミッションを28日間延長へ

2014年02月13日 | 月の探査
月の大気とチリを調べる探査機“LADEE”のミッション期間が、
28日間延長されることが発表されました。

“LADEE”は、9月にミノタウロスVロケットによって打ち上げられたNASAの月探査機で、11月から月の地表のごく薄い大気とチリを調査していました。

月の地表から高度12~60キロの低軌道を周回する“LADEE”の運用が予定よりもうまくいき、推進剤に余裕が出たことで運用期間の延長が決まったんですねー

“LADEE”の初期ミッションでは、月の大気の組成、チリの分析が行われています。
そして、月の大気には、ヘリウム、ネオン、アルゴン40などの希ガスが含まれているそうです。

“LADEE”の観測データをもとに、アポロ計画時代に宇宙飛行士が「月の地平線で日の出の前に見た輝き」の正体が、太陽光で帯電したチリなのか解明が期待されています。

また、月への宇宙チリの衝突の観測も行っていて、地球でふたご座流星群が見られた時期には、月でも同様に流星雨が見られ、月表面への衝突を記録しています。

追加のミッション期間で“LADEE”は、月の表面から数キロという、これまでよりさらに低い高度を飛ぶことになります。
そして、ミッション終了後の4月21日ごろに、月面に衝突する最後の軌道に入ることになるんですねー


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