ハッブル宇宙望遠鏡の後継機として、約8800億円をかけて開発が進められているのが、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡です。
ハッブル宇宙望遠鏡の6倍もの面積の鏡を搭載しているので、わくわくするような可能性を秘めているんだとか…
今回、その最後の部品が到着し、2~3年を要する組み立て作業が始まるんですねー
星が生まれ始めた時代を見れる
ハッブル宇宙望遠鏡は、ビッグバンの8億年までさかのぼることができたのですが、
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、宇宙で星が生まれ始めた時代を見るために作られています。
なので、想定されている時代はビッグバンの約3年後、暗黒時代を経て宇宙が姿を現したころになります。
初期の恒星は、太陽に比べて30~300倍の質量があり、何百万倍も明るかったと考えられています。
でも、わずか数百万年で燃え尽き、超新星と呼ばれる大爆発によって一生を終えていたんですねー
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が完成すれば、最初期の超新星が観測できるようになるようです。
銀河の中心まで見れる
すでにハッブル宇宙望遠鏡とスピッツァー宇宙望遠鏡によって、
小さな銀河がいくつも発見されています。
これらの銀河は130億年以上前、驚くべき速さで星を生み続けていて、天の川銀河の12分の1程度の大きさながら、おそらく無数の星がひしめいていたようです。
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の大きな鏡は、もっと長波長の目に見えない赤外線を観測するための設計になっているので、さらに遠く、分厚い宇宙チリの中まで見通すことができるんですねー
つまり、銀河の中心をのぞき込み、
星がつくられる様子を、初めて目にすることが出来るということになります。
ハッブル宇宙望遠鏡が見ていたのが「よちよち歩きの銀河」だとすると、
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が目標に掲げているのは、初期の銀河がまだ赤ん坊だったころの様子を知ることになります。
銀河と超大質量ブラックホールの関係
すべての銀河の中心には、超大質量ブラックホールがあると考えられています。
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、こうした巨大なブラックホールが存在する理由や、形成された経緯を確かめることになっています。
広く支持されている説では、初期の恒星でつくられた化学元素が、大規模な超新星によって吐き出され、一生を終えた恒星はブラックホールになるか、完全に破壊されることになります。
そして、新たに生まれたブラックホールは周囲のガスやチリ、星を吸収し、ミニクエーサーと呼ばれる極めてまぶしい天体になります。
複数のミニクエーサーが成長して融合したものが、銀河の中心にある巨大なブラックホールではないかと考えられているんですねー
新たに形成された銀河と、その中心にある超大質量ブラックホールの関係が解明できれば、天文学にとって大きな飛躍になります。
地球外生命の痕跡を探る
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の分光器を使えば、天の川銀河の恒星を周回していると考えられている、無数の太陽系外惑星の大気を分析できます。
なので、特定される化学物質によっては、地球に似た条件を持つ惑星だと分かります。
例えば、大気中に大量の酸素やオゾンが存在すれば、生命が存在したことを強く示唆していることになるんですねー
地球外生命の痕跡を発見できるかもしれません。
このように様々な可能性を持つジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡ですが、2018年にフランス領ギアナにあるヨーロッパ宇宙機関の宇宙基地から打ち上げられることになります。
地球から月までの距離より4倍ほど遠い、高度約150万キロに送り込まれる予定です。
ハッブル宇宙望遠鏡の6倍もの面積の鏡を搭載しているので、わくわくするような可能性を秘めているんだとか…
今回、その最後の部品が到着し、2~3年を要する組み立て作業が始まるんですねー
星が生まれ始めた時代を見れる
ハッブル宇宙望遠鏡は、ビッグバンの8億年までさかのぼることができたのですが、
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、宇宙で星が生まれ始めた時代を見るために作られています。
なので、想定されている時代はビッグバンの約3年後、暗黒時代を経て宇宙が姿を現したころになります。
初期の恒星は、太陽に比べて30~300倍の質量があり、何百万倍も明るかったと考えられています。
でも、わずか数百万年で燃え尽き、超新星と呼ばれる大爆発によって一生を終えていたんですねー
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が完成すれば、最初期の超新星が観測できるようになるようです。
銀河の中心まで見れる
すでにハッブル宇宙望遠鏡とスピッツァー宇宙望遠鏡によって、
小さな銀河がいくつも発見されています。
これらの銀河は130億年以上前、驚くべき速さで星を生み続けていて、天の川銀河の12分の1程度の大きさながら、おそらく無数の星がひしめいていたようです。
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の大きな鏡は、もっと長波長の目に見えない赤外線を観測するための設計になっているので、さらに遠く、分厚い宇宙チリの中まで見通すことができるんですねー
つまり、銀河の中心をのぞき込み、
星がつくられる様子を、初めて目にすることが出来るということになります。
ハッブル宇宙望遠鏡が見ていたのが「よちよち歩きの銀河」だとすると、
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が目標に掲げているのは、初期の銀河がまだ赤ん坊だったころの様子を知ることになります。
銀河と超大質量ブラックホールの関係
すべての銀河の中心には、超大質量ブラックホールがあると考えられています。
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、こうした巨大なブラックホールが存在する理由や、形成された経緯を確かめることになっています。
広く支持されている説では、初期の恒星でつくられた化学元素が、大規模な超新星によって吐き出され、一生を終えた恒星はブラックホールになるか、完全に破壊されることになります。
そして、新たに生まれたブラックホールは周囲のガスやチリ、星を吸収し、ミニクエーサーと呼ばれる極めてまぶしい天体になります。
複数のミニクエーサーが成長して融合したものが、銀河の中心にある巨大なブラックホールではないかと考えられているんですねー
新たに形成された銀河と、その中心にある超大質量ブラックホールの関係が解明できれば、天文学にとって大きな飛躍になります。
地球外生命の痕跡を探る
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の分光器を使えば、天の川銀河の恒星を周回していると考えられている、無数の太陽系外惑星の大気を分析できます。
なので、特定される化学物質によっては、地球に似た条件を持つ惑星だと分かります。
例えば、大気中に大量の酸素やオゾンが存在すれば、生命が存在したことを強く示唆していることになるんですねー
地球外生命の痕跡を発見できるかもしれません。
このように様々な可能性を持つジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡ですが、2018年にフランス領ギアナにあるヨーロッパ宇宙機関の宇宙基地から打ち上げられることになります。
地球から月までの距離より4倍ほど遠い、高度約150万キロに送り込まれる予定です。
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