ヨーロッパ宇宙機関の彗星探査機“ロゼッタ”が、目的地のチュリモフ・ゲラシメンコ彗星をカメラでとらえました。
チュリモフ・ゲラシメンコ彗星は、“ロゼッタ”が今年の11月に、世界初の彗星への着陸探査を行う予定の目的地です。
彗星を撮影した映像は、3月20日と21日に“ロゼッタ”に搭載されたオシリス広角カメラと望遠カメラで撮影されたもの。
オシリスカメラは、“ロゼッタ”に搭載された11の観測機器のひとつで、冬眠前には小惑星“ルテティア”の撮影も行っています。
“ロゼッタ”が彗星に到着してからは、彗星表面の地質調査や重力、質量、形状、内部構造、ガスやチリ、プラズマ環境などの観測に用いられます。
“ロゼッタ”は、およそ10年かけて目的地の彗星へ航行を続けていて、
2014年1月20日に2年7か月ぶりに冬眠状態から復帰、今年の8月の彗星到着に向けて順調に旅を続けています。
そしてチュリモフ・ゲラシメンコ彗星までは、あと500万キロもあるんだとか…
なので、画像の中で彗星はまだ1ピクセル以下にしか映らないんですねー
しかも、露光するために60~300秒もかかり、
撮影データが地球に到着するまで37分必要で、画像1枚をダウンロードするのに1時間ほどかかるそうです。
今後、オシリスカメラと“ロゼッタ”の航法カメラで定期的に彗星の撮影を行い、彗星とのランデブーに向けて軌道を調整して行くことになります。
彗星との相対速度は秒速800メートルで、5月から徐々に相対速度の調整を行い、彗星まで100キロ以内に達する8月の初めには、秒速1メートルまで持っていく予定。
“ロゼッタ”が彗星に近づくにつれ、カメラの視野の中で幅4キロの彗星は2000ピクセル以上と大きく映るようになります。
1ピクセル当りの解像度は2メートルに達し、これほどの高解像度で彗星表面を撮影できるのも世界初になるんですねー
チュリモフ・ゲラシメンコ彗星が撮影された翌日には、
着陸機“フィラエ”も冬眠状態から回復して、「Hello outer space!」とtwitter上で無事に回復したことを告げたそうですよ。
チュリモフ・ゲラシメンコ彗星は、“ロゼッタ”が今年の11月に、世界初の彗星への着陸探査を行う予定の目的地です。
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“ロゼッタ”搭載のオシリスカメラ望遠で撮影した チュリモフ・ゲラシメンコ彗星 |
オシリスカメラは、“ロゼッタ”に搭載された11の観測機器のひとつで、冬眠前には小惑星“ルテティア”の撮影も行っています。
“ロゼッタ”が彗星に到着してからは、彗星表面の地質調査や重力、質量、形状、内部構造、ガスやチリ、プラズマ環境などの観測に用いられます。
“ロゼッタ”は、およそ10年かけて目的地の彗星へ航行を続けていて、
2014年1月20日に2年7か月ぶりに冬眠状態から復帰、今年の8月の彗星到着に向けて順調に旅を続けています。
そしてチュリモフ・ゲラシメンコ彗星までは、あと500万キロもあるんだとか…
なので、画像の中で彗星はまだ1ピクセル以下にしか映らないんですねー
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こちらはオシリスカメラ広角で撮影 |
撮影データが地球に到着するまで37分必要で、画像1枚をダウンロードするのに1時間ほどかかるそうです。
今後、オシリスカメラと“ロゼッタ”の航法カメラで定期的に彗星の撮影を行い、彗星とのランデブーに向けて軌道を調整して行くことになります。
彗星との相対速度は秒速800メートルで、5月から徐々に相対速度の調整を行い、彗星まで100キロ以内に達する8月の初めには、秒速1メートルまで持っていく予定。
“ロゼッタ”が彗星に近づくにつれ、カメラの視野の中で幅4キロの彗星は2000ピクセル以上と大きく映るようになります。
1ピクセル当りの解像度は2メートルに達し、これほどの高解像度で彗星表面を撮影できるのも世界初になるんですねー
チュリモフ・ゲラシメンコ彗星が撮影された翌日には、
着陸機“フィラエ”も冬眠状態から回復して、「Hello outer space!」とtwitter上で無事に回復したことを告げたそうですよ。
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