宇宙のはなしと、ときどきツーリング

モバライダー mobarider

ドライアイスではなかった火星の雪

2008年10月05日 | 火星の探査
NASAの火星探査機フェニックスが、火星に降る雪を検出しました。

現在、火星の気候は暖かいいので凍った二酸化炭素(ドライアイス)でなく、
水を主成分とするモノが雪の正体だと考えられています。


フェニックス搭載のレーダーで観測した結果、
時間と高度を表した画像に写っていましたよ (^^ 雲と下方に伸びる複数の筋です。



この筋が、雲から落ちてくる氷の結晶(雪)というわけです。
筋が曲がっているのは風にあおられているためなんですねー

雪は高度約4Kmにある雲から降り地表に届かずに蒸発してしまいますが、地表に到達する可能性もあるため現在もその証拠探しが進められています。

火星のどこかに(水の)雪が積もってたりするのですかねー
だとしたら火星で雪合戦ができるかも… (^^;


なお、フェニックスの観測がどうやら年末までのようです。

原因は発電量の減少です。

着陸間もない頃には地平線の下に沈むことがなかった太陽ですが、今では4時間以上も沈むようになっています。
このため太陽電池パネルによる発電量が週ごとに落ちているんですねー
ロボットアームが使えるのも10月末までとか…

ファニックスの運用チームでは、発電が止まる前に“マイクを作動させて火星の音をとらえる”ようです。

ひょっとすると火星人の話し声が… 聞こえるわけ無いか (^^;




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