生まれたての星を取り巻くガスとチリの円盤。
この円盤は、時間が経つと消えてしまうんですねー
今回、600光年彼方にある星でも、
もうすぐ着納めのベビー服とも言える円盤“遷移段階円盤”がとらえられました。
生まれたばかりの星の周りには、その星の材料となったチリやガスの円盤が渦巻いています。
こうした原始惑星系円盤は、地球から見るとひじょうに小さくかすかなんですが、
円盤中のチリが、恒星からの光で暖められて放射する赤外線を観測することで、これまでにいくつかが直接とらえられています。
これらの「暖かい」円盤は、誕生後500万年以上経った太陽程度の大きさの恒星の周りでは見られなくなります。
その理由として、円盤中の物質が惑星形成に使われてしまったか、すべて恒星に取り込まれた、
あるいは、恒星からの紫外線で拡散してしまったことなどが考えられています。
今回、ハワイの“すばる望遠鏡”や“サブミリ波干渉計(SMA)”を用いて、
太陽の半分の重さの恒星“Sz 91”を観測したところ、
“遷移段階円盤”を示す低温波長域のサブミリ波(赤外線と電波の中間の電磁波)が見られました。
消える間際の“遷移段階円盤”を、とらえることに成功したんですねー
円盤は、半径65au(太陽~海王星の約2倍)から170auまでの範囲に存在するので、
円盤というよりドーナツ状に近く、総質量は木星と同じくらいです。
さらに420auの距離にまで、ガスが広がっているようです。
高温域の赤外線放射も見られたので、
円盤と恒星との間の隙間に細いリング構造か、惑星が存在することも分かってきています。
“Sz 91”は、これまで惑星形成が終りかけの段階にあると推測されていて、
今回の結果は、それを確定するものになったんですねー
今後はアルマ望遠鏡での観測研究も予定されているようですよ。
この円盤は、時間が経つと消えてしまうんですねー
今回、600光年彼方にある星でも、
もうすぐ着納めのベビー服とも言える円盤“遷移段階円盤”がとらえられました。
“Sz 91”は、“おおかみ座”と“さそり座”の 境界方向約600光年彼方の 暗黒星雲“おおかみ座3”にある |
生まれたばかりの星の周りには、その星の材料となったチリやガスの円盤が渦巻いています。
こうした原始惑星系円盤は、地球から見るとひじょうに小さくかすかなんですが、
円盤中のチリが、恒星からの光で暖められて放射する赤外線を観測することで、これまでにいくつかが直接とらえられています。
これらの「暖かい」円盤は、誕生後500万年以上経った太陽程度の大きさの恒星の周りでは見られなくなります。
その理由として、円盤中の物質が惑星形成に使われてしまったか、すべて恒星に取り込まれた、
あるいは、恒星からの紫外線で拡散してしまったことなどが考えられています。
今回、ハワイの“すばる望遠鏡”や“サブミリ波干渉計(SMA)”を用いて、
太陽の半分の重さの恒星“Sz 91”を観測したところ、
“遷移段階円盤”を示す低温波長域のサブミリ波(赤外線と電波の中間の電磁波)が見られました。
消える間際の“遷移段階円盤”を、とらえることに成功したんですねー
円盤は、半径65au(太陽~海王星の約2倍)から170auまでの範囲に存在するので、
円盤というよりドーナツ状に近く、総質量は木星と同じくらいです。
さらに420auの距離にまで、ガスが広がっているようです。
高温域の赤外線放射も見られたので、
円盤と恒星との間の隙間に細いリング構造か、惑星が存在することも分かってきています。
“Sz 91”は、これまで惑星形成が終りかけの段階にあると推測されていて、
今回の結果は、それを確定するものになったんですねー
今後はアルマ望遠鏡での観測研究も予定されているようですよ。
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