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NASAの探査機が、生命居住可能領域内に系外惑星8個を発見

2015年01月13日 | 地球外生命っているの? 第2の地球は?
水が液体の状態で存在できる温度を保ち、
生命が存在する可能性があるとされる“ハビタブルゾーン”。
この中を公転している系外惑星が、あらたに8個も発見されました。

太陽系外でこれまでに見つかっている地球に近い大きさの惑星で、
公転している主星の“ハビタブルゾーン”内に存在するとみられる惑星の数は、
今回の発見で倍増することになるんですねー
NASAの系外惑星探査衛星“ケプラー”(イメージ図)。

今回の発見は、NASAの系外惑星探査衛星“ケプラー”による、
惑星探査ミッションによるもの。

発見された惑星8個のうち2個は、
これまで発見された系外惑星の中で、最も地球に良く似た惑星なんですねー

これらの惑星は、そのサイズが小さすぎるので、
これまで質量測定による存在確認ができませんでした。

そこで研究チームは、統計的に惑星である可能性が高いかどうかを判断するのに、
“BLENDER”と呼ばれるコンピュータプログラムを使用することになります。

“BLENDER”については、
これまでにも“ケプラー”の発見の妥当性を検証するために用いられていて、
太陽に似た星を公転している地球サイズの惑星2個や、
水星より小型の系外惑星などが、初めて発見されたときにも活用されているんですねー


地球に似た他の惑星上に存在するかもしれない生命について、
考えるることは興味深いことです。

でも今回発見された、もっとも可能性の高い2個の候補は、ひじょうに遠くの場所にあります。
なので、さらに多くの情報を集めることは大きな困難を伴います。
赤色矮星と、その周りを公転する系外惑星(イメージ図)。

いま分かっていることは、
惑星“ケプラー438b”が、地球から470光年の距離にある主星の周りを公転していて、
もう1つの“ケプラー442b”は、地球から1100光年離れているということ。

2つとも太陽より小さく低温の恒星“赤色矮星”の周りを公転し、
その公転周期は“ケプラー438b”が35日、“ケプラー442b”が112日。

“ケプラー438b”は地球より12%大きいサイズで、岩石質である確率は70%。
“ケプラー442b”は地球より3割ほど大きく、岩石質惑星である確率は60%なんだとか。

生命が存在する可能性というより、それを確認する方法はあるんですかねー


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