地球化から約1500光年の距離にある謎の星…
この星は明るさの変化パターンが異常なので、
この恒星を周回する「巨大な何かが」存在している可能性があるんですねー
このことに関しては、科学者らの間で議論を巻き起こしていて、
一部では、地球外文明が見つかるかもしれないという説まで出ているようです。
奇妙な光度曲線
謎の星“KIC8462552”の明るさの時間変化を示す光度曲線が奇妙なのは確かでした。
ただ、それは「太陽系外惑星や二重星の標準的な高度曲線に似ていない」っというだけで、
すぐに宇宙人と結びつけるには、少し無理があるようです。
また、“KIC8462852”が異常な高度パターンを示すことについて、
周囲を物体が周回しているからかもしれません。
まぁー とにかく、このような恒星については、まだ何も分かっていないということです。
何かが恒星面を通過している
2009年に打ち上げられたNASAの系外惑星探査衛星“ケプラー”は、
惑星の恒星面通過(トランジット)現象を観測するトランジット法で、
遠方の恒星を周回する惑星を探査してきました。
これまでに3000個以上の系外惑星候補を発見してきたんですねー
トランジット法とは、
惑星が恒星の手前を通過(トランジット)する時に見られる、
わずかな減光から、惑星の存在を検出する方法です。
通常、惑星が恒星の前を通過するとき、
数時間から数日の間、恒星の光を遮ることになり、
やがては恒星の背後に消え、また正面に現れます。
でも、謎の星“KIC8462852”では一度に80日間も光が弱まり、
それが起きる間隔も不規則でした。
また“KIC8462852”から発せられる光は、
不規則な間隔で15~22%減光するように見えています。
もし、この惑星が太陽系最大の木星くらいの大きさだとしても、
“KIC8462852”と望遠鏡の間を、この惑星が通過する際に起きる減光は約1%。
なので、惑星は減光の原因にはなり得ないと考えることができます。
それでは、減光の原因は何になるのでしょうか?
原因として、
“ケプラー”の不具合、小惑星の集合、衝突で発生した大量の彗星残骸など、
さまざまな自然のシナリオが調査されています。
ただ、チリや岩石の集まりである可能性は低いようです。
チリや岩石などデブリの環の存在は、
若い恒星でしか知られておらず、“KIC8462852”は若くはないんですねー
さらに、デブリがあれば余計に赤外線が放射されるのですが、それも無し…
彗星残骸にしても、
はたして15~22%もの光を遮るほど大量にあるのかということになります。
そして、かなり無さそうな話になりますが、
「異星人の建造物によって光が遮られている」という説がでてきます。
地球外文明説はワクワクするけど…
文明の技術が発達するにつれて、
エネルギーの需要はますます高まることになります。
物理学者フリーマン・ダイソンは、
高度に進化した文明は、いずれ恒星のエネルギー全てを利用する必要に迫られ、
おそらく恒星を丸ごと覆って、エネルギー全てを集める建造物を建設する。
という仮説を唱えています。
その派生的な建造物がダイソン・スウォームになります。
これは恒星エネルギーの収集装置で、恒星全体を覆ってしまう代わりに、
その軌道を周回させるものです。太陽フレアにどう対処するのか分かりませんが…
そして“KIC8462852”の光度パターンを、
地球外文明のしるしとして解釈する学者も存在します。
宇宙人が建造した恒星エネルギーの収集装置のような“巨大構造物の大群”を、
減光の原因としているんですねー
地球外文明についてNASAはかなり慎重で、
“KIC4110611”として知られる別の恒星も、奇妙な光度曲線を示すことを指摘しています。
実は、この恒星“KIC4110611”の光度曲線は、
数年に及ぶ研究の結果、5連星系であることが原因だと判明しています。
まだまだ、知られていない自然のシナリオの方が可能性が高いように思えますね。
こちらの記事もどうぞ ⇒ 惑星の“大気汚染”を観測すれば、異星人が見つかるかも?
この星は明るさの変化パターンが異常なので、
この恒星を周回する「巨大な何かが」存在している可能性があるんですねー
このことに関しては、科学者らの間で議論を巻き起こしていて、
一部では、地球外文明が見つかるかもしれないという説まで出ているようです。
奇妙な光度曲線
謎の星“KIC8462552”の明るさの時間変化を示す光度曲線が奇妙なのは確かでした。
ただ、それは「太陽系外惑星や二重星の標準的な高度曲線に似ていない」っというだけで、
すぐに宇宙人と結びつけるには、少し無理があるようです。
また、“KIC8462852”が異常な高度パターンを示すことについて、
周囲を物体が周回しているからかもしれません。
まぁー とにかく、このような恒星については、まだ何も分かっていないということです。
何かが恒星面を通過している
2009年に打ち上げられたNASAの系外惑星探査衛星“ケプラー”は、
惑星の恒星面通過(トランジット)現象を観測するトランジット法で、
遠方の恒星を周回する惑星を探査してきました。
これまでに3000個以上の系外惑星候補を発見してきたんですねー
NASAの系外惑星探査衛星“ケプラー”(イメージ図)。 |
トランジット法とは、
惑星が恒星の手前を通過(トランジット)する時に見られる、
わずかな減光から、惑星の存在を検出する方法です。
通常、惑星が恒星の前を通過するとき、
数時間から数日の間、恒星の光を遮ることになり、
やがては恒星の背後に消え、また正面に現れます。
でも、謎の星“KIC8462852”では一度に80日間も光が弱まり、
それが起きる間隔も不規則でした。
また“KIC8462852”から発せられる光は、
不規則な間隔で15~22%減光するように見えています。
もし、この惑星が太陽系最大の木星くらいの大きさだとしても、
“KIC8462852”と望遠鏡の間を、この惑星が通過する際に起きる減光は約1%。
なので、惑星は減光の原因にはなり得ないと考えることができます。
それでは、減光の原因は何になるのでしょうか?
原因として、
“ケプラー”の不具合、小惑星の集合、衝突で発生した大量の彗星残骸など、
さまざまな自然のシナリオが調査されています。
ただ、チリや岩石の集まりである可能性は低いようです。
チリや岩石などデブリの環の存在は、
若い恒星でしか知られておらず、“KIC8462852”は若くはないんですねー
さらに、デブリがあれば余計に赤外線が放射されるのですが、それも無し…
彗星残骸にしても、
はたして15~22%もの光を遮るほど大量にあるのかということになります。
そして、かなり無さそうな話になりますが、
「異星人の建造物によって光が遮られている」という説がでてきます。
地球外文明説はワクワクするけど…
文明の技術が発達するにつれて、
エネルギーの需要はますます高まることになります。
物理学者フリーマン・ダイソンは、
高度に進化した文明は、いずれ恒星のエネルギー全てを利用する必要に迫られ、
おそらく恒星を丸ごと覆って、エネルギー全てを集める建造物を建設する。
という仮説を唱えています。
その派生的な建造物がダイソン・スウォームになります。
これは恒星エネルギーの収集装置で、恒星全体を覆ってしまう代わりに、
その軌道を周回させるものです。太陽フレアにどう対処するのか分かりませんが…
そして“KIC8462852”の光度パターンを、
地球外文明のしるしとして解釈する学者も存在します。
宇宙人が建造した恒星エネルギーの収集装置のような“巨大構造物の大群”を、
減光の原因としているんですねー
地球外文明についてNASAはかなり慎重で、
“KIC4110611”として知られる別の恒星も、奇妙な光度曲線を示すことを指摘しています。
実は、この恒星“KIC4110611”の光度曲線は、
数年に及ぶ研究の結果、5連星系であることが原因だと判明しています。
まだまだ、知られていない自然のシナリオの方が可能性が高いように思えますね。
こちらの記事もどうぞ ⇒ 惑星の“大気汚染”を観測すれば、異星人が見つかるかも?
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