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モバライダー mobarider

銀河系には地球型惑星が、どれくらいあるのか?

2014年05月18日 | 地球外生命っているの? 第2の地球は?
天の川銀河に惑星がどのくらいあるのか?

最近の研究で、その謎が徐々に解明されつつあります。
ただ、これまでに発見済みの太陽系外惑星は数百を超えているんですねー

なので、よほどユニークな新事実でも無い限り、
ニュースで報道されるケースも減少しているんですねー
地球とほぼ同サイズの太陽系外惑星“ケプラー186f”(イメージ図)
ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)に属していて、
地表面に液体の水が存在する可能性がある。
ただ、地球に酷似しているわけではない。

でも、発見された系外惑星が、地球にそっくりだとしたら話は別です。

もともと系外惑星探索の最大の目的は、地球そっくりの惑星を発見すること。

でも探索が進むにつれて、
「太陽系が非常に特異な存在である」という事実も明らかになってくるんですねー

ただ予想外の展開で、地球タイプの可能性を示す惑星が見つかことに…

そして当初の目的達成は、もはや時間の問題になりつつあり、
探索は既に次の段階に進み、
地球外生命体の可能性が、取り沙汰されるようになっきました。

そして、その手がかりは、系外惑星の大気成分がカギを握っているようです。


10年ほど前には、
惑星が宇宙の中で極めて希少な存在だという説が主流でした。

それが現在では、
恒星のほとんどが惑星を伴っているという説が、有力視されているんですねー

この3年間だけでも、
「銀河系には数十億個もの惑星が存在する」という研究結果が、
いくつも発表されています。

NASAの系外惑星探査衛星“ケプラー”は、
4年近くのミッションで約15万6000個の天体を観測してきました。

目的は、恒星のハビタブルゾーン(生命居住可能領域)に、
地球型惑星がどの程度の割合で存在するかを突き止めることです。

ハビタブルゾーンでは、液体の水が地表を流動する温度帯に大気温が維持され、
地球上と同じように生命体が生息している可能性があるんですねー

そして、“ケプラー”の観測結果は、
太陽系が銀河系の中でも標準的な惑星系ではない事実を示すことになります。
っというのも、系外惑星系はそれぞれ特色のある構造を備えているからです。

ヨーロッパ南天天文台の太陽系外惑星観測装置での観測では、
多数の系外惑星で、地球と海王星の中間程度の質量を持つ惑星が、
互いに近接した小さな公転軌道上を周回している可能性が示され、
後に“ケプラー”によって確認されています。

太陽系とは、いろいろな点で異なるのですが、
銀河系ではこの構造を持つ惑星系が最も一般的なようです。


現在、多数の系外惑星について、地球のような岩石惑星の可能性、
また液体の水の存在(生命が生息できるかどうか)など、
さまざまな特性が調査されています。

最新の研究によると、半径が地球の1.5倍未満の惑星は岩石惑星になる可能性が高く、
サイズが大きくなると密度が低い別の状態が形成されるそうです。

また、地球型惑星の存在頻度を精密に計算するうえで必要な数値の算出も始まっていて、
“ケプラー”のデータに基づくと、地球型惑星の存在頻度は0.22と算定されているんですねー

そして、太陽型恒星を中心星とする惑星系のうち約22%で、
地球と同サイズの岩石惑星がハビタブルゾーンに存在するようです。


こちらの記事もどうぞ ⇒ スペクトル観測だと、地球外生命は探せない?


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