徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

M-16/歌謡ポップスチャンネル「高田渡特集」

2008-04-10 02:58:41 | Works
スカパーがらみでひとつ宣伝。
月刊SKY PerfecTV!4月号』で2月に取材した中川五郎さんのインタビュー記事が掲載されてます。

4月の歌謡ポップスチャンネルは高田渡特集。オリジナルのフォーク関連番組、「春一番'74」や「最後の春一番'79」、そして1月に武蔵野公会堂で行なわれた「高田渡 生誕会59」が独占放送される。

初回放送は一週間後の4月16日(水)。この「生誕会59」は、さすがに2月末の段階では編集が終わっていなかったらしく(当たり前か)、取材前には番組の内容はわからなかったので、オレも初見です。放送曲目をチェックすると、残念ながら加川良さんの演奏曲や五郎さんの「うた」は放送されないようなのだけれども、M-16(のおもちゃ)を手に登場したというPANTA+真黒毛ぼっくす+菊池琢磨の「自衛隊に入ろう」は放送予定の模様! これは楽しみ。まあ、今も“我に撃つ用意あり”なPANTAを見せるならフォークオヤジの度肝を抜いた(はずの)ハードフォーク、「7月のムスターファ」を選曲すべきなんだろうけどね。

没後10年/「翼の凱歌」「地獄の貴婦人」

2008-04-10 02:12:05 | Movie/Theater
翼の凱歌
1942/東宝映画
監督:山本薩夫
脚本:外山凡平、黒澤明
出演:岡譲二、月田一郎、入江たか子、花井蘭子
<新鋭戦闘機「隼」の誕生を描いたアクション作。夫とともに戦死した野田機関士の息子・喬を引き取った伸子(入江)は、我が子・雄吉と共に大切に育てた。やがて成長した雄吉(岡)は大尉となり活躍する。一方、喬(月田)は、航空機製作所でテストパイロットとして「隼」の開発に命を懸けていた。>
日本映画専門チャンネル

地獄の貴婦人
1949/東宝
監督:小田基義
脚本:黒澤明、西亀元貞
出演:木暮実千代、小沢栄太郎、高田稔、志村喬
<終戦から3年半後の日本、インフレ対策として当局は脱税摘発組織「Tメン」を結成し、藤村産業の社長(小沢)を調べる。しかし藤村は中央党の幹部・南郷とつながりがあり、二人は元伯爵壬生夫人(木暮)をめぐる恋敵でもあった。>
日本映画専門チャンネル
goo映画

日本映画専門チャンネルで放送中の<没後10年特別企画 脚本家黒澤明の仕事>。
今日は「翼の凱歌」と「地獄の貴婦人」。
「翼の凱歌」は陸軍協力・製作の戦意発揚映画で、飛行シーンはかなりの迫力。モノクロで、テレビの小さな画面で観ていても迫力あるんだからスクリーンで観たら、そら戦意も発揚されるわな。兄は撃墜王、弟はテストパイロットという、血はつながっていないが健全なココロを持つ兄弟を主人公に、大日本帝国が生んだ名戦闘機・の開発を描く。もちろん登場人物はオール善玉のみ。これ、ホントの昭和のプロジェクトⅩ(リアルで開発に関わる描写はもちろんないけれども、気分の問題です)。
一方「地獄の貴婦人」は、経済的混乱が続く敗戦直後の東京を舞台に「女には茶箪笥型と扇風機型の2種類しかない」と言い放ち、惚れた美女(木暮実千代→入浴シーン有!)にねちねち詰め寄る悪漢・小沢栄太郎が魅力的なピカレスクな小品。時代が変われば国も変わる。それもほんの2、3年で。
それにしても昭和の映画女優というのは本当に美しいのことよ。

<3ヶ月連続特集 没後10年特別企画 脚本家 黒澤明の仕事>
4月その他の放送作品
青春の気流(1942)
土俵祭(1944)
天晴れ一心太助(1945)
四つの恋の物語(1947)
銀嶺の果て(1947)

5月放送作品
ジャコ萬と鉄(1949)
暁の脱走(1950)
殺陣師段平(1950)
荒木又右ヱ門 決闘鍵屋の辻(1952)
吹けよ春風(1953)
どら平太(2000)

6月放送作品
戦国無頼(1952)
ソ満国境2号作戦 消えた中隊(1955)
あすなろ物語(1955)
日露戦争勝利の秘史 敵中横断三百里(1957)
殺陣師段平(1962)
ジャコ萬と鉄(1964)
姿三四郎(1965)
海は見ていた(2002)他