皆さん、セブンイレブンの前に止まっている"あいつ"をご存知でしょうか?
セブンイレブンで弁当宅配サービス「セブンミール」を実施している店舗において宅配車として用いられている車両。
トヨタ車体が販売している超小型EV「コムス」です。
この写真にもある通り、コンセントからの充電で走る電気自動車です。
一人乗りのかわいいやつで、もちろん公道走行が可能。
私の住む草津市では、セブンイレブンの他にヤクルトの配送車がコムスを導入しているようで街中でたまに見かけます。
これ乗ってみたいなぁ、借りれないのかなぁと検索してみたところ、数は少ないもののコムスのレンタルが可能な箇所を発見しました。
トヨタ車体 コムスのHPには各自治体での活用例が紹介されているのでここを見てもらった方が早い気がします。
・東京都(都内8区乗り捨て可)/愛知県豊田市 Ha:mo
・鳥取県岩美町 ジオコムス
・鹿児島県薩摩川内市甑島(こしきしま)
主に日本で乗れるのはこのくらいのようです。
トヨタのお膝元の他都内で乗り捨て利用ができるカーシェアリングサービスは実用的な意味が強いですが他はやはり観光用途ですかね。
この他山梨県南アルプス市や和歌山県有田川町などでも観光用途で試験導入されたものがあるそうですが期間限定の実験的要素が強く今はやっていないところもちらほら。
上に紹介した中で一番コムスを積極的にアピールしていると思われるのが鳥取県岩美町の「ジオコムス」
名前にコムスを採用しているあたりも分かってらっしゃるという感じです。
甑島のものが純正そのままなのに対しこちらはカラフルなデザインを纏った素敵な車両となっています。
鳥取駅の観光案内掲示の中にあったやつがこちら。
山陰海岸ジオパークの絶景巡りでこの面白そうな超小型EVに乗れるんですよ、絶対面白いに決まってるじゃないですか!
ということで、コムスに乗るために鳥取へ行くことにしました。
※コムスに乗る記事は(その2)になる予定です。今回記事では登場しません。
なぜだろう、スーパーはくとに乗らず岡山駅へ
スーパーいなばに乗るわけでもなくやくもで伯備線方面へ…
新見にて前泊する形となりました。
外観だけ見ると時が泊まってそうなホテルでしたが中は普通に綺麗でした。カードキーになってたりしましたし。
新見にて前泊したのには意味がありまして。
新見の1つ隣、伯備線上に位置するものの伯備線普通列車は止まらず芸備線列車のみが停車するという駅、布原駅です。
1両程度の短いホームが斜向かいに設置されているだけの布原駅。
小雨が降っているのがあれですが、18きっぷシーズン中なのに他に誰もいないのがとてもよかったです。
秘境駅訪問はやっぱ他に誰もいない方がいいですよね。
ダイヤが、薄い…
このダイヤを見てもらうと分かると思いますが、午前唯一の列車で新見からやってきて37分の滞在で折り返すのが一番いい気がします。
ただ、午前中唯一の列車ですら「土休日運休」とは…意味が分からない。
伯備線普通列車がやってきました。
先程、伯備線普通列車は止まりませんと紹介しましたが、止まりました。
ただし客扱いは無し、ドアは開きません。
雨の影響もあってぶれちゃったり水滴がついてたりしますが、この駅でサンライズ出雲の行き違いをしていました。
布原駅の滞在時間中にこれが見られるのはかなりいいですね。
115系の後ろ側は、103系っぽい改造顔でした。
いい具合の滞在時間で新見に戻れるのいいですね。
行きの列車はとても空いていましたが帰りの列車は通学利用でそこそこ混んでいました。
この後乗る津山行きの姫新線列車までまだ1時間40分ほど空くのでホテルに戻り朝ごはんと朝風呂を済ますことにしました。
ただまっすぐ鳥取に行くだけじゃ面白くないという思考から未乗区間の乗りつぶしを兼ねて新見から津山周りで行くことに。
その際に、折角新見に止まるんだったら布原寄れるやんけと気づいたわけでした。
本数の少ない新見線末端区間を行きます。
津山まなびの鉄道館のある駅、津山で乗り換え。
そずり鍋が食べたいところですが5分乗換を逃すと列車がだいぶないので諦め。
途中の美作滝尾駅とかすごくよさげな雰囲気でした。木製ラッチが残ってるとは…
智頭駅に到着、
智頭線ホームには特別仕様車のむらさきのやつがいました。
智頭駅から乗車する鳥取行き普通列車が入線してきました。
てっきりここもキハ120かと思っていたのですが、智頭急行車が充てられているんですね。
JR区間完結の運用にもこれが使われているとは知りませんでした、へぇ。
智頭駅にて下車。
ここから若桜鉄道若桜線が出ているのですが、70分の乗換待ち時間がありまして…
ひたすら待った挙句若桜駅ではすぐの折り返しとなることを想定していたのですが、どうやら並行してバスが出ているみたいだったのでそちらを利用することにしました。
郡家駅からバスで若桜駅へ。
ホームページでは鉄道とバスの共通の時刻表が出ているほどです。
途中のバス停「郡家殿」がなんかインパクトあったので撮影。
いい感じの街並み、若桜に到着。
こういうちょっと廃れてるのいいっすよね、撮っちゃう。
若桜駅に到着。
全く知らなかったのですが、3日前に登場したばかりらしい新型観光列車「八頭号」がいました。
構内にはC12が止まっています。以前は奇抜にピンク色に塗っていましたが現在は今は通常の色に戻されています。
ただ、駅前においてある遊具は当時と同じくピンク色になっていました。
構内には面白そうな車両が止まっています。
また、給水塔や転車台などの設備が今も残されており、希望すれば入場券を購入することで見学が可能だそうです。
待合室にはタブレット閉塞機が保存されていました、おぉ。
折り返し乗車予定の列車となる鳥取からの若桜行きがやってきました。
先程郡家駅で見た「昭和号」でした、やったぜ。
しばらくすると、レンケツーやわやわーの掛け声が。
3日前に登場したばかりの新型車「八頭号」が連結され、観光列車のダブル連結となりました。
車内に入ると、うーん、新車のにおい。
押し入れから出したばかりのセーターの匂いみたいな感じです。嫌いな匂いじゃない。
八東駅には有蓋緩急車ワフ35000形が保存されています。かっこいいなぁ。
ライダーの駅、はやぶさ。
そんな感じで鳥取駅まで乗車。
途中、八頭高校前駅から高校生がたくさん載ってきて満員になりました。
郡家から八頭高校前までは一時期日本最安運賃を設定していたほどに短い区間です。
そんな短い区間で乗るのかと思っていましたが、若桜鉄道の強みは鳥取駅まで直通運転していること。
自社の取り分はわずかとなりますがそもそも乗らないはずだった通学顧客をゲットできるんだからすごいなぁと感じました。
そういえばお昼を食べる間もなく時刻はおやつ時。
折角鳥取に来たのですなば珈琲でケーキセットを食べることにしました。
サイホンで抽出したコーヒーが目玉のすなば珈琲、おしゃれで素敵ですよね。
メニューを見たところカレーなどもお手軽なお値段で提供されているみたいです。
鳥取のお土産屋さんで見るまで知らなかったのですが、鳥取県ってカレーの消費量が全国一いらしいですね。そういうのも関係しているんでしょうか?
こういうバインダーとかもかわいらしくてとてもいいですよね。
ごちそうさまでした、おいしかった。
丁度いい時間に走っていたので観光列車天地(あめつち)を撮ってから、特急スーパーまつかぜに乗り込むことにしました。
土日しか走っていないと思っていたのですが月曜日も運転されているんですね。
特急の車内では買っておいたおやつを。
倉吉駅につくとひなビタの看板がお出迎えしてくれました。
よく知らないのですが、ちくパとやだめうが有名なやつですよね。
さて、すっかり日の暮れた倉吉駅からバスで本日のお宿のある三朝温泉へ。
主要な行先までの運賃がイラスト付きで掲示されているのはとても親切でありがたいなぁと感じました。
これなら海外からの旅行客の方にもわかりやすいですしね。
バス停には多言語で着地のパンフレット類が置かれていました。
やってきました三朝温泉。
今回宿泊したのはこちら、「三朝温泉かがり火の宿 有楽」さんです。
以前山陰旅行を計画した時に宿泊予定だったところです。ようやく来れた。
素泊まり専用ですが温泉の質は同じですしね。一人旅だとこっちのほうが安くていいもんです。
どうやら空室があったとのことでワンランク上のお部屋を用意していただけたみたいです。ほんとありがとうございます。
事前に倉吉駅のコンビニで買っておいたおにぎりを食しました。
三朝温泉内にはちょっと離れたところに個人経営っぽいチェーン店でないコンビニが1件あるのみなのでもし行かれる方は倉吉駅か鳥取駅などで事前に食料を購入しておいた方がいいかもしれません。
ド平日な月曜日に止まったためか宿泊している人はそんな多くないみたいで、大浴場をほぼ貸切できたのがめちゃくちゃ快適でした。
(貸切だーと鼻歌なんて歌ってから露天風呂に移ったら一人いたのはうっ…ってなった)
お風呂からあがってから、こちらを食すことに。
鳥取名物二十世紀梨のゼリー、これは以前にも食べたことがあります。クラッシュ状のなしが入っててシャリシャリと美味しいんですよねぇ。
そして右のやつは岡山駅で買ってきた美味しそうなゆず酒。
これがですね、ゆずそのまんまって感じで非常に濃いわけです。
200mlならすぐ飲み切ってしまうだろうと思っていたのですがとても濃くできているのでちょっとづつ楽しむものなんだな多分と思いました。
あれだったら割って飲んでもいいのかもしれません。柑橘類の香りが強く非常に美味しいお酒でした。
コップがないどうしようと思っていましたが梨ゼリーの空き容器で飲めばいいんですね、ちょっとシュールだけど。
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