ホジャさんの雨乞い
(一口メモ;ホジャさんとは、トルコのジョークによくでる、一休さんみたいな人らしい)
ある時、雨が何日も降らなかったので、村人たちが大変困っていた。
そこで、村人たちは、どんな奇跡(きせき)でも起こすことができると評判のホジャさんの元を訪れた。
村人たちは言った。
「このままでは生活ができません。奇跡を起こして雨を降らせてください」
しかし、ホジャさんは言った。
「あなたたちは本当に私の力を信じているのですか? 奇跡を起こすにはお互いの信頼が大切なんです。だから、できません」
「何をおっしゃいます。
私たちはあなたの力を信じています。だからこそ頼んでいるんじゃありませんか。お願いします。雨を降らせてください」
「嫌(いや)です」
「どうしてですか?」
「本当に私のことを信じているというのなら、どうして傘を持ってきていないのですか」
【文献】
・早坂隆著;世界のイスラムジョーク集,中央公論新社
ちなみに、旧約聖書には、
ある人が祈ったら3年の間雨が降らず、祈ったら雨が降った、とあったっけ。
(一口メモ;ホジャさんとは、トルコのジョークによくでる、一休さんみたいな人らしい)
ある時、雨が何日も降らなかったので、村人たちが大変困っていた。
そこで、村人たちは、どんな奇跡(きせき)でも起こすことができると評判のホジャさんの元を訪れた。
村人たちは言った。
「このままでは生活ができません。奇跡を起こして雨を降らせてください」
しかし、ホジャさんは言った。
「あなたたちは本当に私の力を信じているのですか? 奇跡を起こすにはお互いの信頼が大切なんです。だから、できません」
「何をおっしゃいます。
私たちはあなたの力を信じています。だからこそ頼んでいるんじゃありませんか。お願いします。雨を降らせてください」
「嫌(いや)です」
「どうしてですか?」
「本当に私のことを信じているというのなら、どうして傘を持ってきていないのですか」
【文献】
・早坂隆著;世界のイスラムジョーク集,中央公論新社
ちなみに、旧約聖書には、
ある人が祈ったら3年の間雨が降らず、祈ったら雨が降った、とあったっけ。