さすらうキャベツの見聞記

Dear my friends, I'm fine. How are you today?

雨乞い

2007-11-26 16:36:40 | Monday ゆかいな言葉たち
ホジャさんの雨乞い

(一口メモ;ホジャさんとは、トルコのジョークによくでる、一休さんみたいな人らしい)


 ある時、雨が何日も降らなかったので、村人たちが大変困っていた。

 そこで、村人たちは、どんな奇跡(きせき)でも起こすことができると評判のホジャさんの元を訪れた。
 村人たちは言った。
「このままでは生活ができません。奇跡を起こして雨を降らせてください」
 しかし、ホジャさんは言った。
あなたたちは本当に私の力を信じているのですか? 奇跡を起こすにはお互いの信頼が大切なんです。だから、できません」
「何をおっしゃいます。
 私たちはあなたの力を信じています。だからこそ頼んでいるんじゃありませんか。お願いします。雨を降らせてください」



           「嫌(いや)です」



 「どうしてですか?」


 「本当に私のことを信じているというのなら、どうして傘を持ってきていないのですか




【文献】
・早坂隆著;世界のイスラムジョーク集,中央公論新社





                      ちなみに、旧約聖書には、
                       ある人が祈ったら3年の間雨が降らず、祈ったら雨が降った、とあったっけ。




 

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