心臓カテーテル検査の歴史は、
1929年ドイツの外科医師 Forssmann が 自分の肘静脈に尿道カテーテルを挿入し、
そのまま放射線科に歩いていき 胸部X線写真を撮って カテーテルが右心房まで
到達することを確認した。
それが心臓カテーテル検査の始まりである。
当時、心臓にものを挿入することは許されないことであり異常な行動と非難され、
その翌日 彼は病院を首になり 場末の病院で勤務医を続けた。
晩年 彼はノーベル賞を受賞したが、そのときは地方の外科医であった。
偉大な功績は 後に大きく評価されたわけで、それを Forssmann は非常に驚いたといわれる。
(木島幹博他編集:カテーテルスタッフのためのPCI必須知識,メディカルビュー より)