社民党の党大会が行われ、事実上の分裂が決定しました。
社民党には党首の福島瑞穂さんだけが残り、ほかの3人の国会議員は立憲民主党に合流する見通しということです。
いよいよ、こういうときが来たか……というのが、私の率直な感想です。
かつての社会党が解体し、その後継正統である社民党も、次第に縮小していき……その過程は、冷戦終結後の左派勢力の縮図でもあったでしょう。
資本主義と相対する対抗思潮の不在……それは世界規模の問題であり、それが資本主義の暴走につながったというのは疑いようがないところです。
それが日本において行きつくところまで行きついたのが、今回の一件でしょう。
ここから、暴走する資本主義にブレーキをかける新たな思潮を生み出せるかどうか……それは、この国にとって死活的な問題になるように思われます。果たして立憲民主党にそれができるのか。日本政治のレベルばかりでなく、有権者の意識も問われるところです。