この件、物議をかもしてますね。
『遊戯王』の作者が、政権を批判する投稿をしたという……
著名人のこうした発言に対しては、否定的な反応が起きることも少なくないようです。
最近そうした話をよく耳にします。
べつに政治について語って何が悪いんだと私なんかは思います。まあ、「売国」という言葉はちょっとどぎつすぎじゃないかとも思いますが。
ただ、批判的な人も、ちょっと見方を変えていただきたい。
なぜ、そのような話が最近よく耳に入ってくるのか?
それは、そうせざるをえないような状況があるからではないでしょうか。
「〇〇のくせに政治的な発言をしやがって」といわれる人たちも、本当ならそんな発言はしたくなかった――というか、十年前のような社会であればあえてしようとしなかったと思うんです。
けれど、せずにはいられなかった。
今回の高橋さんだけでなく、著名人が政治について発言する例は次々と出てきています。それは、そういう政治・社会の状況があるということなんじゃないでしょうか。
漫画家のくせに、俳優のくせに、芸人のくせに……という前に、なぜ漫画家や俳優や芸人といった人たちが相次いでそのような発言をするのかを考えてみてほしいんです。
参院選の投票日がもう間近に控えているわけですが、有権者――特に若い人たちには、そこのところをよく考えてほしい。
テレビを見るだけでなく、ネット上の真偽も定かでないうわさ話に頼るのでもなく、きちんとしたところが出しているきちんとした情報を見て、そのうえで投票にいってもらいたい。そう思います。