聖心女子学院の高3の孫から先ほど電話があった。
おじいちゃんに報告したくて電話したという。
話の内容は、今日病院へボランテイアで行き、詩吟をやりとても喜ばれたということなのです。
病院では音楽療法のリハビリーが行われていたのだそうです。其の中で何かコメントしてほしいと言われ、戸惑ったが、詩吟をやっているので聞いてくださいといって、広瀬旭荘作「桜祠に遊ぶ」を、先に詩の内容を説明して、それから吟じて聞いてもらったのだそうです。「花開けば万人集まり/花尽きれば一人なし/但見る双黄鳥/緑陰深き処に呼ぶを」だったかと思いますが、この詩を自分で勉強し理解していて、話し、吟じたのです。
すると患者さんたちがとても感動してくれて、涙を流して聞いてくれた人もいたといっていました。
さらに、音楽療法士をしていた方が、今の中学や高校生の中にも、こんな礼儀正しい人もいるのだといってほめてくれたというのです。
詩吟でこんなに感動されたのが嬉しくて、電話したという・・・・・私も嬉しくなりました。特に、詩吟を教えたときには、詩文の簡単な説明はしたけれど、さらに自分で勉強して、人に説明できるまでにしていたことに、「偉い!!」とほめてやりたい。
先日、4段を取りました。私の会では4段で初伝とし、吟号「山」を授与することにしています。それで、本名が「有紗」なので、「紗」か「瑳」のどちらにするか選ばせたら、「瑳」の意味を調べて、これにすると言って来た。些細なことだけれど、自分でその意味を調べて決めたことに、感心していたけれど、ただ詩吟をやるだけでなく、そこからいろいろ学ぼうとする姿勢が嬉しい。