手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

指定管理者制度に思うこと

2009-12-10 16:52:03 | 無題

 指定管理者制度が区民センターなど公的機関に施行され、最初の四年間が終わつた。そして、先日第二期の応募に対する審査が終わった。その中で北区民センターが、ワーカーズコープに管理者が移行することになった。

 私は手稲コミュニティセンターの運営委員の一人で、成り行きを見せていただいていました。膨大な応募資料を作成しての応募です。無事管理者に指定された。それは、ほとんど事務局長の努力によるものです。そしてこの指定が運営委員にどんなメリットがあるのかといえば、ほとんど無いに等しい。ただ委員会会長はして管理者の代表ですから責任だけが大きい。

 私が最初にこの指定管理者制度とぶつかったのは、文化協会の文化祭をかなりの苦労を重ねて、区民センターで使用料減免で開催することが出来るようになってすぐのことでした。指定管理者制度が施行され、文化協会の文化祭も区民センターの使用料が減免にならないことになり、非常に不満で指定管理者制度に異議を唱え、また、文化協会の50年の歴史をもつ文化祭を出来なくさせるのかといって地域振課に苦労もかけた。

 そんなことをしている中で、よく耳にした言葉に「区民センター・コミュニティセンター」が乗っ取られるという危機感に満ちた言葉でした。そして、さらに各運営委員会が指定管理者として認められてからも、赤字にしたら運営委員会が責任を取らなければならないと心配する声でした。

 その当時から不思議に思っていたことは、運営委員会にとってどんなメリットが出てくるのか判らなかった。極端な言い方をすれば、現在の職員を何年か現職にとどめるだけのことでないのか。さらに極端な言い方をすれば、ある種の天下り先を残すだけのようにも思える。

 この指定管理者への応募は、大変な仕事だ。それをやるのは事務局長の仕事だけれど、その苦労をして指定をとっても、ただ厳しい条件の中で、地域の期待に応える運営と、赤字にしない努力をしなければならない。

 こんな指定管理者を無理に引き受ける必要は、運営委員会に無いのです。ワカーズコープが希望しているのなら任せたほうがいいのかもしれない。

 私は、老人福祉センターの講師をしているけれど、ここはワーカーズが管理者になっているがそれでサービスが低下しているとは思わない。

 事務局長の仕事についても、今の運営委員会が管理者となる形の中で、やっていくには特に手稲コミュニティセンターのような、利用が少ない施設では苦労が報われにくい。やはり、民間に任せていくのがいいのかもしれない。
コメント
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