今年を表す漢字一字、「新」に決まったという。
政権交代、公開の事業仕分け、これは新しい、そしてきわめて大きな変革で、「新」となるに値する。
ところが、石原東京都知事に聞いたら「衰」でしょうといった。前の自民党にも責任あるけどね・・・といっていた。私はこの石原さんに賛成する。
また、橋本大阪知事は「崩」でしょうといった。これは微妙だ。多分、自民党の政権が崩れ、民主に変わった変わり方は、雪崩のような変わり方だから「崩」でいい。また独立行政法人だとか天下りだとかに一定の断があったのだから、ここもいい。微妙だというのは、アメリカとの関係が「崩」になりつつある。沖縄の普天間問題で、安全保障に対する日米関係が「崩」に傾いていることを含めるのかどうかということだ。
一昨日のブログで、日米関係を対等なものにするため、前提条件の構築を鳩山さんはやっている。一つは沖縄の県民に期待を持たせ基地撤去運動を強くさせること、密約をさらけ出すことと書いたけれど、今日また大きな事が出てきた。60人の大訪中団だ。これもアメリカを苛立たせるのに十分なことだ。
こんな日本政府の動向を決して好意を持ってみないと思うし、これで対等なテーブルに着ける条件整備にはならないのでしょうが、このような行動の一つ一つが、対等という意識でやっていることに違いないのだ。こうすることで、対等な交渉が出来ると踏んでいるのだと思う。でなければ、国益を無視する、とんでも無い政権だし、「崩」がぴったりなのかもしれない。