昨夜のニューススティションに寺島氏が登場した。
やっぱり!!と思いました。先日、寺島氏が鳩山さんの密使のようにしてアメリカ入りしているような報道があった。その点をただされたら、それは事実と違う。私はいろいろな世界の情勢についての情報収集に行っただけだといっていた。当たり前のことです。
しかし、普天間の問題になると、「政権が変わってアメリカの基地がなくなって国は60数%ある。日本だけが依然としてアメリカに従属していることはない。対等の立場で安保問題も見直す必要がある。」といわれた。民主党のマニフェストどおりだし、鳩山さんが普天間に決断しない理由はやはりここにあるのだ。
これを切り出す条件整備は確かに進められている。①政権が変わった、②沖縄の住民が大反対している ③戦後の日本に密約をさせる無理強いをしている ④東アジヤ共同体構想 ⑤中国との急接近、これらを突きつけてテーブルに着かせる条件整備をしているのでしょう。
しかし、フイリッピンからアメリカが基地を撤去したのとは、日本の場合全く違う。アメリカの世界戦略の最重要拠点のはずです。それゆえに日本との関係を重要視してきていたと思います。
普天間問題は、国家間の約束で、それを一方的に破棄するのは信義に反することのはずです。日本がこのように経済発展を出来たのも、アメリカの軍事力に依拠してこそできたものです。
でもとても不可解なのが、普天間移転の予算が計上されていることです。まだ日米合意に決断する考えがあるのでしょうか。もう沖縄が認めないでしょう。それがアメリカとの新しい話し合いのきっかけになるのでしょうか。
それが出来ると確信しているからこそ先に伸ばしているのでしょう。そのとき鳩山はヒーローになる。