手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

福島原発廃炉まで大変のようだ

2011-08-04 21:38:56 | 無題
福島原発の廃炉までには20年では無理みたいだ。アメリカのスリーマイルが比較の対象になるようだが、スリーマスルは一基の原発だけで20年近くかかっていて、福島は三基で、しかもメルトダウンの状況が捉えられていない。おまけに高濃度汚染水が10万トンも地下にある。核燃料の冷却はほぼ順調に出来ているけれど、この状態を長期間かにわたって維持しななければならず、さらに、原子炉の破損箇所を修復しなければならないのだと思うけれど汚染水の量から判断しても、半端な損傷ではないと思う。

 建屋のあちこちから高濃度放射線が出ているのが最近確認されている。その原因の究明と除去も簡単ではないだろう。

 今確かに冷却が順調に出来ている。しかし、建屋の中の放射能汚染を除去し原子炉に近づく状況を作り上げなければならないし、屋根を失っている建屋の屋根も作らなければならないのでしょう。人が近づけない状況でどのようにして進めるのだろう。

 地下に溜まっている汚染水が染み出して海に流れるのを防ぐために、海側にものすごい防護壁を地下に作るみたいだ。その工事もそんな簡単なものでない。今循環式の汚染水処理がされているけれど、このシステムをもっと強化し、汚染水除去にも使えるようにすることを検討しているのだろうけれど、そこで出てくる汚染物質の処理も困るのだと思う。是だけの原発保有国の日本に、廃棄物埋蔵所も無いのは苦しい話だ。水道関係で出てきた汚染汚泥を始末出来ない。随分広範囲に放射能が飛散しているのには驚いている。稲藁が汚染していて、牛肉が駄目になった。関東から東北に掛けて、畑も山も汚染されているみたいに感じる。でも。水道が大丈夫というのはありがたいことだ。

 とにかく、廃炉までには百年もかかるのかもしれない。それも世界中の技術が総動員されなくちゃならない見たいだ。本当に恐ろしい。原発を抱える自治体が、再稼動に躊躇するのも当然だと思う。
コメント
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