手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

蝸牛角上何事を争う・・・白  居 易

2016-09-08 18:29:07 | 詩吟関係
  白 居易は ”酒に対す”の起句承句で「蝸牛角上何事をか争う/石火光中此の身を寄す」と言っている。「蝸牛(カタツムリ)の角の上みたいな狭いところに住んでいて何を一体争うのか、われわれ人間の一生なんて火打石の火花ほどの短さなのだ。」という訳になる。

 中唐の詩人として800年代の始めに活躍した人がのように断じているのです。その白 居易を生んだ中国が今やっていることは何なのだ。あれだけの大きな国土と富を持ちながら、南沙諸島で国土を拡大し、周辺の小さな国の権益を奪い、そこを起点に航空識別圏を設定、海洋交通の制限にまで進めている。世界の大国として世界平和への推進役とならなければならないのが、逆に世界に緊張感を持たせる役割をしている。同じことはソ連にも言える。一党独裁の共産主義国家のすがたなのだ。

 核兵器削減問題もこの二国の反対があるから進まない。世界中の紛争は国際裁判所で話し合える決まりだけれど、その機能を果たせなくしているのもこの二国だ。

 ただ、白 居易は、転句結句では「富に随い貧に随い且に歓楽せん/口を開いて笑はざるは是れ痴人」といっている。「つまらない争いはしないで、人それぞれに酒でも飲み楽しい人生を送ろうじゃないか、口を開いて笑わないものはバカ者だ」というのでしょうが、楽天的人生論になっているので、先に書いたような論理の展開はかけ離れているのでしょうが、「蝸牛角上何事をか争う/石火光中此の身を寄す」という人生観、そして「口を開いて笑はざるは是れ痴人」と断ずるこの詩は、読んでとて力強い男性的な響きがあり好きだ。</font>
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:健幸くらぶ 詩吟

2016-09-07 18:43:06 | 詩吟関係
  今日は会長さんが欠席、5名での稽古になった。

 はじめに「偶作 良寛」をやりました。先週もやっていますので解説は抜きにして、まずひとりづつ素読をしてもらう。次に私の範吟、そして一緒に 合吟。続いてコンダクター伴奏一回り、次に前奏だけでの吟を一回り。そして最後全員での合吟。

 二題目は「晩秋舟行 市川寛斎」をやる。私の先導で一度素読、次に一人づづ素読。そのあと内容について触れ、範吟をし、合吟をし、コンダクタ―伴奏、前奏でといつものパターンで稽古。

 二題終わったところで、暉夕景の時間ですが、ここで今日は、定型詩について話し合ってみた。日本の定型、漢詩の定型。共通すること日本の定型も五音七音、漢詩も五言七言とし五・七になっていること奇数になることでの効果について考えてもらいました。また、提携がとても気持ちの良いリズムなのに、現在定型は歓迎されなくなっていること、亦、文語と口語の違いなどについて考えてもらいました。このあたりのことについてもう少しみんな勉強することをお勧めしたい。

 後半は、手稲文化協会に出吟する稽古をやって終わりました。
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福祉センター詩吟

2016-09-06 18:17:48 | 詩吟関係
  前半は「不識庵機山を撃つの図に題す」をやりました。

「鞭声粛々」という言葉はみんな知っています。しかし、意味の分からない人がほとんどです。そして、そんなことに対する説明も一度だけでは覚えてもらえません。

 一度霧、私が先導して素読をやった後、「不識庵」は誰?と質問を投げかけます。これを分かった人は次の「機山」もわかります。上杉謙信が武田信玄に馬上から切りつけ、それを信玄が軍配で受け止める図を高齢者の方はほとんど知っています。 そこを確認してから、川中島の戦いが都合六回あって、此の詩が最初の二行が第六回の戦いの様子で、三・四句が第二回目の戦いだったことを話してあげます。第六回の戦いについて話してあげます。そして、上杉は侵略的な戦いはしなかったこと、そして秀吉に寄って越後から会津に移され、家康によって会津から山形米沢に移されたことも話しておきます。

 今日は参加者が14名だったので、吟の前にそれぞれ素読を一度やってから吟ずる形でやらせました。なかなか上手にできません。やり直した人も何人か出てきました。

 後半は「太田道灌蓑を借るの図に題す」をやりました。「孤鞍雨を衝いて茅茨を叩く」という出だしの意味が分からなければ困りますから、「孤鞍」と「茅茨」の説明をして、内容の説明をします。「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」を知らなかった道灌がその後それを恥じて勉学に励み、大手柄を立てたことに触れてあげて吟に入りました。こんな話をとても喜んでくれるのです。

 あちと二回で5か付き休みが続きます。今日、3月の予定日と、三月からの講師委嘱状を後程届けるとの話でした。
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詩吟をやってみたい方いませんか  手稲区・西区平和

2016-09-05 20:04:34 | 詩吟関係
  私の吟歴は40年を超えています。現役の時誘われるまま始めた詩吟が私の人生そのものとなりました。

 現職は高校の教師でした。定年退職をしてしまえば、ただの民間人、新しい仕事などそんなに簡単に見つけることもできません。そんな中私は詩吟の教室を現役時代に立ち上げていて、退職後は本格的に詩吟に没頭できました。そして現在86歳、週五日(ただ二つの教室は月3回)詩吟を教えて充実した人生を送っています。

 詩吟・・・最近の方は「詩吟」という言葉すらわからない方が多くなっています。また、若干わかっている方も、カラオケと比較し面倒な、堅苦しい芸能のような印象で今更そんな面倒なものを、、、と敬遠しがちです。

 私の教室の中には、資格審査にかかわらない、ただ私に詩吟を習い吟じることを楽しみにしている教室が二つあります。みんなとても楽しんでくれています。カラオケとは比較にならないのですが、漢詩の持つリズム感、亦今まで残ってきている多くの漢詩は、残るだけの価値を持った素晴らしいものも多く、亦日本人の作った漢詩には日本史に関係するものも多く、漢詩を通して歴史を振り返ることもできるのです。生徒さんの中には、私がそんな点について解説することをとても楽しみにしてくれる方も多い。

 よく音痴だからといって引き下がる方もいますが、今まで教えてきた多くのお弟子さんの中には、まさに音痴といえるような人もいました。しかし、そんな人もちゃんと立派な吟者に育って行っています。カラオケよりなじみやすいかもしれません。お弟子さんの年齢はかなり高くなっていますが、詩吟だからこそこの年まで頑張れるのだと思うこともあります。

 私の教室は次の通りです。もしちょっとでも興味を感じたら、連絡ください。又は直接会場にお出でください。

 教室名   「碌峭会・・・ろくしょうかい」といいます。指導は私 村川碌峭です

     碌峭会平和教場  西区平和 平和第二会館         土曜日 13時から15時
     碌峭会手稲第一教場     手稲区民センター       月曜日 13時から15時
     碌峭会手稲第二教場     手稲区民センター       金曜日 13時から15時

         ※ 費 用  月謝 1000円 会場費その他 1500円 = 2500円

     手稲老人福祉センター詩吟講座  火曜日 13時から15時  月3回 (無料)
         ※ 10月から来年2月まで改築工事で休館となります。

     曙健幸くらぶ・・水曜 午前中・ これは町内会の老人クラブの同好会です。


     連絡先  Eメール  rbxwx660@ybb.ne.jp   

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昨晩、花園世紫弥君のライブを見学してきました

2016-09-04 19:37:32 | 身辺雑記
 花園世紫弥君は北詩連旭麗会の久保先生の息子さんです。初めて世紫弥君を知ったのは、私が 象堂流を退会して現在の碌峭会を立ち上げて、北詩連に加盟させてもらったその年でした。確か7月だったと思いますが、全道大会が倶知安であり、私の会はまだ入ったばかりで出場はできなかった。それで、家内と車で倶知安まで出かけて見学した。その時に詩舞を舞う若い男性を見て、ちょっと驚いた。かなりの踊り手とみました。ひょっとして名取かもしれないと思ったのです。

 その後わかったのですが、お母さんが花園流日舞の先生で、幼い時から舞踊をやっていたのです。初めは詩舞が専門家と思いましたが、日舞が専門だったのです。

 3年目からそれまで毎年開催していた舞踊の発表会に招待されるようになり、親しく付き合わせてもらってきた。

 この数年、その案内もないので、私が案内されなくなったのか、その会が開催されていないのかよくわからないできました。実は世紫弥君が怪我をして踊れなくなっいたいたのだそうです。今回のライブが花園世紫弥復活ライブと銘うった意味が分かりました。

 さて、このライブ昨日昼の部と夜の部に別れて、プログラムも別にしてのものでした。コラボ出演者は日舞の香月寿々、寿々也さん、三味線の新田昌弘さんギター奏者深見順也さん、民謡歌手佐々木優子さんが出ていらっしゃった。

 この方たちは、同年齢の方たちのようで、お友達付き合いをされている方だそうです。

 香月寿々也さんは確か私が最初に招待されたとき、インターネットで知り合った方ということで紹介されていた方だったと思います。

 とても面白いコラボレーションでした。特にギターと三味線のコラボは凄かった。ギターのハードロックのような音律に三味が合わさるリズムはなかなか味あうことのできない絶妙なものでした。津軽三味線の独奏も聞きごたえがありました。確か此の新田さんは今売り出し中の三味線奏者のはずです。

 一時間半のライブでしたが楽しいひと時を過ごさせてもらいました。いいお友達も出来、ますます活動の場を広げてゆかれるのでしょう。応援しています。
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手稲第二教場 詩吟

2016-09-02 19:32:39 | 詩吟関係
  今日も4人相手の稽古です。休暇中の平田さん早く復帰してほしいものです。通常の稽古に一時間かかり、後半の一時間を大会等の稽古に当てました。

 最初に手稲神社の祭典奉納吟の稽古をしました。出る予定だった柿山さんが都合で休むことになった。女子の 合吟「春日山懐古」今一だけれど、みんな揃えば何とかなるでしょう。続いて、記念大会の稽古、 合吟の稽古、私の譜付けでないのでやや不安なところもあるけれど、みんなの中に入ればそれなりの対応ができると思う。

 私の会は、他の会より神社があるだけ出番が多く、一寸大変なのです。今月は11日の資格審査19日の手稲神社祭典奉納吟、来月に入って2日に北詩連創立80周年記念大会。7日は手稲文化協会の文化祭出演、11月に入って13日が札幌西支部の吟詠剣詩舞の集いそして最後が手稲文化協会の年忘れ演芸大会と続くのです。

 生徒さんたちは特にどうということもないのだけれど、私は忙しい。最後の年忘れでは30分の 構成吟を組んであげなければなりません。一応、「秋を謳う」というテーマーで行こうと思っています。

 忙しいことは良いことなのです。忙しいことをまだやれる体力があるということなのですから。そうはいうものの、教える中身が多すぎて、頭の回転がついてゆけなくて、手抜きみたいになったりする。

 週5日詩吟の教室があります。そのうち3つは北詩連で同じ中身です。しかし、火曜日は福祉センターでこれは一吟は二回にしていますから、毎週新しい吟を用意しなければなりません。水曜日の健幸くらぶも同じような形です。どこで何を今教えているのかすぐ言えないくらいに忙しい。自分ながらよくやっていると思います。

 
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サッカーuae戦 惜敗・・・!!

2016-09-01 21:30:03 | サッカー
サッカーに燃えているほどではないけれどオールジャパンの戦いは大体見ている。

 今日は勝ってほしかったし、勝てるとも思っていた。だが、2対1で負けてしまった。シュート数は圧倒的に多かったけれど、決めきれなかった。失点は最初のフリーキックの1点は、やられたと感じたが、2点目の取られ方は本当につまらない取られ方だった。全く敵を意識しないつまらないバックパスを奪われて、それを取り返そうとして与えたPKでの1点だった。戦い方も昔の儘だけど、一番輝いていたころはもっと組織的な連動性があったけれど、今のチームは弱いころの攻撃に戻っている感じだった。特に初動が遅い。もっと素早くドリブルでセンターラインを越える攻撃で相手を引き付けての素早いパスワークが昔はできていた。

 何か攻撃のリズムが悪いように思えた。又、決定的なチャンスでの確実性がない。

 相手が強いからそう感じるのかもしれないけれど、この調子だとワールドカップむつかしいのでないだろうか。

 これから連戦になるけれど、頑張ってほしい。
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