紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

ムラサキの種、パック内発根法(続)

2015-10-23 19:27:03 | ムラサキの栽培
  
  発根からの生育期間
パック内で発根したムラサキの種、その後の育苗期間の区切りを追ってみた。

 1.発根



発根後早めに育苗ポットへ移した方が良いが、パックと育苗ポットでは条件が異なるので5mm程度まで根が伸びていた方が良い。
根の先端がリング状に隆起するまでが限度で、その後白い菌糸状態になり根の先端が傷むので、これは地中での生育とさせる。


 2.発芽

育苗ポットで発芽をするのは、3~4日後になる。ほぼ間違いなく発芽するが、発根パックと育苗ポットが同じ条件である事が原則である。

発根は種が乾いた状態の場合が多く、ポットに移してから水分が多いと根が腐って発芽しない場合がある。要注意である。


 3.双葉

固い殻を帽子にして発芽して来るが、この殻を自然に落とすには2~3日掛かる。
これを育苗のスタートラインとしている。


 4.双葉から本葉覗く

双葉が完全に開く。



双葉が開いてから6~7日後に本葉に生育する成長点が出て来る。



本葉2枚が開いて、更に1週間後には本葉3枚目が覗き始める。

 5.本葉3枚目へ


発芽してから約3週間目に入る。本葉が3枚になると苗らしくなる。珍しく発芽と双葉、本葉3枚の組み合わせのポットが見つかった。

 6.本葉4枚

先は長い、まだ育苗期間中の事である。

 「むらさきの そだちをおいて まごわすれ」


コメント
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