「神無月の発芽」
栽培中の紫草の中に、葉が黄色くなる株が出て来た。
今年は気温が高いので、元気な株は旺盛に伸びて花を咲き続けている。
生育不全の株は蕾を付ける事も出来ず、一度低くなった気温を境に休眠を
決め込んだ様だ。
最低気温が15℃以下の日が以下の3日、記録される。
9/29 14.1℃
9/30 12.4℃
10/7 11.9℃
この時期に発芽する種があったら、12ヶ月間の生育期間を得る事になる。
発根後10/5に育苗ポットへ移植、10/8には発芽に近くなる。
発根の日の違いがわずかに見られる。
数時間後には種の帽子を落として”発芽” 双葉を広げ始める。
既に20個、育苗ポットで発芽期に入った。
パック内発根法は発芽の間違いが無い方法である。
種を直接に培土に播くと発芽するのか、しないのか心配でならない。
発根ポットには発根が遅れている種が、まだたくさんある。
この種を、培土に播いたら紫草の栽培は難しいと云う事になる。
数週間後、数ヶ月後に芽を出す種かもしれない。
「かみなつき ねがでめをだす むらさきや」