「スチロパール装置の発根結果」
2日後には若干、微妙な変化を見て翌日を期待した。
3日後早くも、好結果が出る。発根状態が表面に出て来た。
砂を浅く掛けた想定内の結果である。
この種は青桐の枝、落下被害で得た予期せぬ種である。
その内、浮種検査で沈下した29粒の注目の種である。
種への影響は予想通りで、期待通りの結果を得る。
パック内発根で1粒が発根したのみで、変化なしとなり少々狼狽気味であった。
この種の発根、発芽を見ないと浮種検査の根底が崩潰してしまう。
10粒の発根を見る。更に翌日7粒が発根する。
掘り出して、育苗ポットへ移して発芽を待つ事にする。
別の列からもポツリポツリの発根あり。
この装置では発芽までは、させない。発根までの装置である。
発芽してしまうと根が長くなり移植が厄介となる。
これは、パックの種の発根状況である。10粒が発根。
このタイプのパックは不思議な事によく発芽する。
根の先端部分が綿毛状になるのは、種を固定させる役目を持っている。
パック内発根で、初めて観察出来た。当初カビかと思っていた。
その後、生態観察で周囲の土粒を抱えている生育状況を見て、その役割を知る。
翌日の発根の種である。
砂を浅く種に掛けたのは、この状態を確認したかった。
深くすると、発根して根が長くなり、芽も出てしまう。
同様な種を7個掘り出して育苗ポットへ移植する。
28個の内、2日で計17個を育苗ポットに移した事になる。60%の発根率である。
「やれやれと あんどひろがり ストレッチ」