紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ栽培記録、水無月(続3)

2019-06-19 20:05:10 | 日記
「強靭な山野草、日本ムラサキ」
日本ムラサキ栽培地は、崖に面して流れる川沿いの北斜面にある。
わずかな谷合いで、地域全般に長野市の北端にある山沿いのやや高台にある。
強い風が吹き渡る場所を適地として療養所があった。現在は独立法人病院がある。

昼過ぎ午後2〜3時過ぎ頃、その強風が決まったように吹き狂う。
崖上の樹木がごう〜ごう〜と唸り、畑の草も巻き込まれる。
遮光ネットを風除けに利用する。


花が咲き、急速に草丈が伸びたムラサキも例外ではない。
発芽したばかりの苗に気を取られている間に、花のムラサキの対応が遅れた。


この個所は、いわゆる風の通り道になっているのだろうか?
根元から同じ方向に傾いて生育している。生育に支障はないだろうか?


既に新しい種が結実を始めている。

秋苗は生育が早い。来月は新種の採取となろう。
「花の命は短くて・・」が普通なのだがムラサキは花期が長く霜の頃まで続く。

生育支障は別のブロックで起きていた。
風の影響ではない。生育が遅れている苗であった。


同様な苗が幾つかある。
緑は保っているが、生育しない状況に首を傾げていた。


根元から新芽を出して生育をしてきた。
これには驚いた。秋苗は強靭な根の力で、定植地に適応してきた。


こんな新葉再生力も見せるが、先はどうであろうか・・・。


    「秋苗は 茎葉を捨てて 根で育つ」
コメント
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