紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ、絶え間無き発芽

2019-06-12 16:44:45 | 日記
「発芽セットの種、何時まで続く発根・発芽」
ムラサキの発芽セットの片付けをしたのは何時であったろう。
正月発芽の為に昨年12月にセット、クリスマス、年末、正月の発芽と限定数を発芽させた。
勿論、発芽しない種が残る。そこに、春苗用として2月、3月と追加してきた。
今年は温室を廃棄して、室温での発芽、育苗であった。
それにしても、遅れて発芽してくる種にはどうしても引きずられる。


発芽セットと言うが培土の上に種を並べただけのものである。

種の処理に多少の違いがある。水浸け3ヶ日間で並べてみた。
培土、種まき土ポットの効用を確認してみたかった。
発根には効果の程はないが、根を伸ばすには効果が高い事が分かった。


その後、水浸け6ヶ日間の種を並べてみた。
種を並べてから発根を確認するまでの日数に、多少の違いがあった。
始まったばかりで、あと2週間様子を見る必要あろう。


弁当箱サイズのパックで3〜4月に多くの種を並べて発根・発芽を得た。
2パックを使用して残り種を拾い集めて、5月に1パックに纏めた。
陽当たりに置いたり、たっぷりと水を入れたりと思い付きの操作をする。


それは振り返ってみると雨が来たり、日照りが続く自然環境に近い状況かも知れない。
片付けようとすると、ポツポツと発根を確認する。
6月一杯で残り種は纏めて、畑の一隅に伏せて置く事にする。
この秋には、秋苗サイクルの栽培が始まる。
春の彼岸には発根種を栽培地の畑に播種をして、育苗なしの試験的な試みであった。
これは、いささか早かった。しかし秋の彼岸に播種は、当地に置いて絶好の機会である。

ムラサキ栽培地の視察一行は10名であった。
予想通りの雨となったが、傘もささずに見て廻る若者がいた。
県南部から駆け付けたと言う彼の目に、花時のムラサキは焼き付いたであろうか。

    「ペーハーを 問うて花みる 濡れた肩」
コメント
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