紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ・定植準備(続3)

2020-05-02 19:35:28 | 薬草・薬用植物
「簡略、波板仕切り栽培装置セット」
この栽培装置はw型の波板なしのセットである。
w型波板が終わったので、手間を掛けないセットとなった。
地上部は20cm、25cmが地下とした。


園芸用語に「天地替え」と言う言葉がある。
畑で作物を栽培して、連作障害を避ける為に考えられた方法の様である。
普通の野菜などは、畑の表土15〜20cm位でそれ程深く根は張らないからであろう。
今までずっと栽培していた畑を、深掘りして見た。
掘り上げられた表土、草の根が沢山ある。


天地返しの下層の固い土、粘土質である。スギナの根が伸びている。

表土の下20cm以下は、硬く締まった地層である。
愛用のスコップが簡単には入らない。
紫根がこの層に入ると、根はタコの脚状になる。
この固い地層を崩して、柔らかくしてみたらどうだろうと思いつく。


掘り起こした後、踏んで固めて置く。
フワフワ状態ではこの上に、嵩高く土を投入しても締まった土の層とはならない。
大雨の際、水分を含み過ぎて紫根の生育に障害が出る事が予想されるからである。


波板のセットが一応確定した。更に土を入れて固定する事になる。
天地を返した表土を更に入れなくてはならない。
残された下層の土だけでは、セットが満杯にならない。
天地返しは、土を掘り上げなくとも、出来る工夫がありそうである。
波板のセットも平の波板だけなら、土を掘り出さずに挿し込む事が出来そうである。
このセットはまだ終了していない。午前、午後と作業を続けてダウンしてしまった。
老体には無理な作業であった。回復には時間がかかりそうである。

     「あいようの すっこぷつえに かえりみち」
コメント
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