紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ・2022紫根収穫時

2022-10-22 20:20:43 | 日本ムラサキ栽培
「秋の長雨を懸念して収穫作業開始」
今年の9月は雨の日が多かった。
雨の日は9月には18日 湿度は64〜90%
雨量 30mm以上は次の4日 月の総雨量は千曲川決壊の年より多い
9/1・32mm  9/3・34mm  9/20・40mm  9/23・66mm

10月に入っても10/4〜10日まで1週間、雨の日が続いた。
この間、ムラサキは分枝の生育が盛んで分枝の先に分枝が伸張する程だった。
従って、種子の収穫はかつてない程多量だった。
紫根の生育は気にはなったが、雨の日が続いて畑には行けなかった。

紫根の様子を見たのは、長雨の数日後であった。
最初に定植を終えた畝から様子を見て、まずまずと思ったが・・・。


期待していた紫根の生育とは異なり、主根が短か過ぎて、5mm前後の根がヤタラに多い。
それは良いとして、赤身の無い紫根には愕然としてしまった。


これはシマッタとあれこれと、原因を考えるが思い当たるのは、湿気である。
この畝は、耕作放棄の畑でブタクサを防風対策として残して悦に入っていた。
時に、この畝は断念して遮光ネットを防風対策に使った畝を掘ってみる。


求めていたのは、この根の色である。多少傷みはあるが、善は急げである。
この畝を本格的に掘り出す事になる。
しかし、太い主根は短い気がする。


紫根の長さは、30cmを越える。ピッケルのヘッド部分とほぼ同じ。
しかし、1cm未満の長い根が多過ぎる。


約2時間の作業結果である。1本掘り出すのに20分前後も掛かっての作業。
やはり、気になるのは下部の根の傷みである。
どの根も数ヶ所に傷みがある。雨の日が続いて高温多雨で湿度も高い結果であろう。
昨年は、こうした根は全く無かった。何とか間に合った感である。


収穫を断念した畝は、耕作放棄の畑である。
昨年は斜面の南側の片面のみで、上手く行ったのだ。また全くの放棄地では無く、くまなく手を入れ
ブタクサ、アレチウリ、ギシギシ、クズ、等々を抜いていたのだ。
カボチャ、スイカを育てて、飽きる程に食材を得ていたのだった。

 「しくはっく なれたといえど ねはぬけず」
コメント
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