紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ・2021、梅雨最中

2021-07-10 19:08:41 | 日記
「2021年、雨の多い日が続く最中のムラサキ」
昨年のこの時期、雨が少なくて給水に苦労した記憶がある。
野菜栽培もしているのだが、モロッコインゲンは立ち枯れてしまった。
その点今年の給水タンクは、満タンのままである。

漸く動き出した秋苗(11〜12月発芽、ポットで室内にて6ヶ月育苗)


定植時の根は、爪楊枝ほどの太さでシッカリした苗であった。

室内ポットから畑への環境の違いに、ムラサキ苗にはとって大きな衝撃であったと思われる。

その衝撃から、この土に馴染み生育を始めるまでの期間、耐えかねて消えた苗も多かった。
朝夕の気温の差も衝撃的であったと思われる。例年より2週間も早めた定植だった。


この苗は1〜2月発芽の苗で育苗期間は3〜4ヶ月で根は木綿糸程度であった。
この苗が多く消えてしまった。今まで経験した事のない消失であった。
当地ではやはり6月に入ってからの定植が安全であった。天気予報の先読みはアテが外れた。


秋苗の現在である。雨の合間を抜って蜜蜂が来てくれた。
丁寧に一つ一つの花を覗いてくれる。お陰で既に多くの種が見える様な大きさになってきた。


これは蜜蜂とは種類が異なる様だ。虫媒花であるので特に蜜蜂でなくても問題はない。
ただ、蝶の場合はついでに卵も葉裏に産んでいくので困り物だ。
室内で栽培をしておられる方は、花が咲いたら細い筆で受粉作業をしてやる必要がある(経験済み)。


多くの苗が分枝を出して開花して行くが、葉が黄色くなっていく茎がある。
野菜などでは肥料不足等と指摘されるが、原因は不明である。
元々肥料は入れてないので不足と言えば、不足なのだが、それはどの株も同じである。
地下深くで野鼠の被害を受けている心配がある。だが、野鼠の聖地に入って来たのは当方である。
多少根を齧られても、文句は言えまい。

   「のねずみに たちがれのもと あてこすり」 

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