紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ・2021葉月

2021-08-08 19:05:34 | 日記
「No.1ブロックの生育状況」
モミジアオイの開花が始まった。
モミジアオイは「フヨウ」と同じに「あふひ(アオイ)科」に属する鑑賞品種である。
畑の入り口の隅に栽培して、3年目となる。昨年から芙蓉を加えて開花期を迎えた。
芙蓉は株数が増え、開花も早く多数が咲き乱れている処に紅1点「モミジアオイ」が咲き始めた。


南面、谷側に向かい深い緑の木立を背景に撮影。谷下を小川が流れている。

北面、大きな土手と夏空を背景に撮影。土手は段丘で上は平な農地が広がっている。
芙蓉の種を入手した経緯は1昨年初冬、土手上の花畑で芙蓉の枯れ枝を見つけ、数個を拾ったものである。
昨年直ぐ発芽して見事な花を見た。それが数を増して今年は乱舞状態となった。


No1. ブロックの根元である。太くしっかりした茎だ。定植時爪楊枝程の根に細い絹糸の様な紅い根が無数絡み合っていた。
今は、その根を整えて主根が深く生育していると思われる。その期間が長かった。それが出来ずに消えた苗も多かった。
本葉の脇から分枝が伸びている。間も無く隣の茎と競う様に分枝が増えるだろう。


開花期を迎え、暑さをモノともせずに日毎に生育をしている。草取りで取り残した小さな草がある。
花が咲くと「ムラサキサギゴケ」であると判明。ムラサキにあやかって共に育てる事にする。


「ムラサキサギゴケ」はゴマノハグサ科に属する多年生草本である。
学名「Mazus storonifer Makino」とあり、牧野富太郎自らが学名を付したのではと思われる。牧野植物図鑑(北隆鑑1953)参考
日本ムラサキが定植後消えた場所に芽を出して、花を着け始めた。根も浅く苦にならないので下草として育てている。
暑い日が続き、雨も無い。2時間程畑のアチコチを見て作業をすると汗びっしょりとなる。
この中で緑鮮やかに生育する日本ムラサキには惚れ惚れとする。

  「ムラサキに ほれにほれこみ あすがくる」
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