紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ・種子の選別レベルアップ

2024-12-21 22:15:42 | 日本ムラサキ栽培
「種子の選別に少々拘る様になってしまった」
種子を選り分けて保存する訳だが、傷んだ種子・極小の種は目視で済ませてしまう。
勿論、浮種検査をして多くの種子を廃棄用紙コップに投入する結果となる。
時々その紙コップからの発芽があり、その生育を見ているのだが気掛かりな事に気付いた。
紫草の生態は、他の野草とかなり異なる様相を持っている。
花期が長く、1輪の花に結実果は1〜4個と変則的である。種子の大小と関係があるのではないかと・・・❓


種子の大小の選別は、目測と言う訳には行かない。
目ザルを使って、それなりの結果を出していたが・・・❓厳密に揃えたいと判断❣️
型染めをしていた頃、使っていた丸キリを使ってプリント用紙に穴を開け用具を自作。


丸キリ12号は1.9mmで残る種子はなかった。種子のサイズに見合うキリは・・無い。
”帯に短し襷に長し”である❣️


爪楊枝をキリの先に挿してみた。2.2mmが楊枝の太さである。
これだと残る種子はない。楊枝に1.7mmサイズの箇所にマークをして穴を開けてみた。


あれこれと、幾つか作っては試し何とか最も確実な一つを採用❣️
下段丸キリの横の細長い100粒入りの箱である❣️


ノギスで1.7〜1.9mmを計測、1.7mmサイズに決め、選別を開始❣️
残る種子、落ちる種子。1回に選別箱に入る種子はスプーン半分程・・・時間が掛かるが根気良くやるより他ない。


箱はバットに入れて、スプーン半分の種子を入れバットを揺する。
僅かに残る種子、楊枝の先で触ると落ちる。目測で危うく残る種子を落として単純作業は続く。
落ちる種子は”並”扱い。残る種子は”大”扱いとなる。
落ちる種子は100粒セットの別の箱で”小”として紙コップへ入れ廃棄。


「やれやれと ひといきいれて こしたたず」 
 「とうじのひ ゆきのけはいに はやひぐれ」

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