紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ・発芽の生態観察

2024-12-14 16:35:43 | 日本ムラサキ栽培
「発芽の生態が多様な日本ムラサキ」
発芽する事に安心してか、その後の生育過程を特に気にする事はなかった。
間も無く、本葉が開き順次一様に生育する様子を見ていたからでもある。
皆一様で無い事に特に気付いたのは、種子は”廃棄処分の種子”からの発根種 故であった。


紙コップ内で発芽した種子で、気付いて取り出して見ると多様な発根・発芽状態であった。
これまた、良し悪しに関わらずポットに移して生育を待った。


双葉は特に問題ないが、本葉の生育が片方だけである❓❓

4日後、互生の片方は出てこなくて不明な形態になる。先が思いやられるが・・・。
翌日には極小さな葉が3枚見えた(ルーペで確認)


本来は、本葉は このように双葉に十字の形で生育してくる。
本葉は双葉と違って互生となって生育するので、僅かに前後して出てくる。


極めて健やかな生育過程である。若干差のあった本葉もほぼ同じ大きさで生育。
本葉は長さ6〜7mm幅3~4mmであるが、茎立ちと共に生育して開花期には長さ5cmものサイズになる。


双葉が丸く互いに引っ付き合っている生態である。原因は不明。
根元の茎が土の中に隠れている。それでも、本葉が覗き始めた。


4日後には十字の形で生育してきた。これから、双葉に頼らず大きくなるだろう。

極小の発芽である。種子のサイズを一周り上回った程度で生育も周回遅れである。
種子そのものが、極小だったのかもしれない。小粒を廃棄する理由は、これ故である。
「栴檀は双葉より芳し」の言がある」が・・・・「紫草は双葉より多様なり・・❓」

  「むらさきは よりあかきねを ちにかくし」


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