紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本むらさき、不覚の挿し芽検証

2018-05-11 19:33:19 | 染料栽培
「忘れられた検証、未だ明かせぬ検証」
むらさきが発芽後に、双葉が開いて生育する過程で本葉の茎が急進することがある。
生育上問題はないが栽培上、気になる。
不安定な姿で定植後、すぐにでも支柱が必要かと思われる。


本葉が出たのだが、この急進する茎をカットする事にしている。
再び本葉が出てくるので先々の事を考えるとその方がいい。


切り落とした本葉付きの茎は片ずけもせず、ポットにそのままであった。
これが不覚の1歩であった。



片付けなかった理由があったのを、忘れてしまったのである。
このポットを見て思い出した。
双葉から期待した通りの新芽が生育を始めた事を見て安心する。
同時に切り落とした茎の先端にも生育の兆しがあり、もしやと思った。


「むらさき」の挿し芽も可能であると云う一文が「ムラサキ特集」の1論文に記載されており、数年前に2年目の新芽を使って試みたが検証は失敗に終わってる。
カットした茎のポットを観ると3ポットで、切り下ろされた茎が生育していた。
中には挿し芽の状態とは言えないのだが根を出しているようである。


このポットの苗が、安定した温度管理で生育している姿である。
11月以降発芽の苗は本葉が急進する事もなくロゼット状で冬場を越す。
2〜3月発芽の苗に、温度調節を狂わせる気候故であろう。背伸びの苗が育ってしまう。
それはさておき、切り落とした茎が挿し芽として生育した根元は未だ掘る訳にはいかない。
絹糸の様な細い根で生育している様である。
未だ、掘り出す事も出来ず注意深く見て行きたいものである。

「こころみを🍃わすれていきる🌿くさのなか」
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