お―――い どこへ?
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「バレリーナ」が快挙です。
6月11日の本ブログで、赤い日傘を手に浜辺で踊っていたあの子です。
もっとさかのぼれば、4月21日の「いいねの親指」、
5月21日の「続・いいねの親指」に登場したあの子、
いささか気の引けることながら僕の孫娘です。
この子が、それこそ家族全員が小躍りして歓喜した快挙を成し遂げたのです。
アデコというグローバル企業グループがある。
本部はスイスで、世界各地に拠点を置き総合人材サービス事業を展開しており、
社員数は3万4000人超、売上高は日本円で3兆円を超える大きな企業だ。
もちろん日本にも、現地法人のアデコ株式会社が東京にある。
このアデコグループは独自のインターンシップ・プログラムを
世界46カ国で、2014年から毎年開催している。
「CEО for One Month」と言い、国ごとに参加者を募り、
その中から1人だけその国の代表を選出する。
選ばれた人は、たとえば日本だとアデコ株式会社の
川崎健一郎社長のもとで1カ月間社長業務を体験するというものだ。
さらに、その後46カ国代表の中からグローバルCEОが選出され、
ここでも同様に、今度はグループCEОから直接指導を受け、
その業務を体験するのだ。
ちなみに報奨金は日本代表に選ばれると100万円、
グローバルCEОだと約1万5000ユーロとなる。
ここ数年、国内でも就職活動の過程で企業インターンシップが
一般化してきているが、このアデコ独自のプログラムは、
「1カ月間という長期間、CEО業務に携わることで
経営の視点でビジネス課題に向き合いながら
施策に取り組むことができる貴重な機会を提供している」
そう評価されており、就職活動中の学生に大変人気が高いインターンシップなのだ。
実際、今年の応募者は日本においても約4000人にのぼったという。
そして、孫娘が競争率約4000倍という難関を突破し、
幸運にも日本代表に選ばれたのだから、快挙以外の何物でもない。
僕たち爺、婆にすれば、最終選考の5人に残れただけでも
「大したもの。これでも十分に満足」と言っていたのだが、
まさか、まさか……。
早速、7月15日から1カ月間、川崎社長のもとで社長業務を体験するそうだが、
本人は「世界を目指すからね」とグローバルCEОにも意欲満々なのだ。
小さい頃、親指のおしゃぶり癖があった、あの子がこんなにもなった。
高校時代に1年間、そして現在もアメリカの大学に留学中だ。
世界は広い。さあ、大きくはばたいてゆけ。