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【釣】トラフグ 4/28(野毛屋) 「達成するも満足せず」

2017-04-29 21:50:00 | 釣り
野毛屋さんでの今季2度目のトラフグ釣行。
前回のハリス切れから、ワイヤーで対策した特製カットウを作成、リールのPEラインも新調し、万全を期して挑みますよ。

野毛屋さんに5:00着で駐車カードは7番目のラッキーセブン。
予約人数が少ないから出船は健船のみとのこと。
釣り座は狙いの両艫が取られてたから、左舷舳1番をチョイス。
幸先が良い感じがするぞ。


(健船長の船は2ヶ月振りだ。)

出船準備をしていると、総員16名だから8名ずつで2船出しにするとアナウンスがあり、半数が俊船に移動した。
余裕の釣り座になって、プラス要因が加算される。
全てが必然に向けて動き出しているようだぞ。


(潮はこんな感じ。)

前回釣行では2kgとか3kgとかを揚げるイメージが全く出来てなかった。
半信半疑のまま挑んだ感じだったのが、今回は違う。
人事を尽くしたからか、なぜか不敵な自信がある。


(人事を尽くしたカットウ。)

対トラフグ用ワイヤーカットウには視覚と聴覚にも訴えようと、カワハギ用のラバースカートとボーンラトラーまで着けた。
これでもか!と人事を尽くしまくりますよ。


(釣り場は久里浜沖。)

釣り場に着いたら集まって、船長から釣り方のレクチャーを受ける。

基本は指示ダナから水面までキチッと誘うとのこと。
トラはエサを追って浮いてくるので、水面まで誘うことでより浅い水深に寄せることにもなり、揚げる確率が上がるのだろう。

誘いは2通りを教わる。
1つは、2秒でリールを1回転のペースでのただ巻き。
指示ダナから水面まで一定のペースで巻いてくるだけ。
当たってもただ巻きを続けるとのこと。タイラバの釣り方だな。

もう1つは、シャクって巻くを繰り返す、タチウオのような釣り方。

「トラフグは仕掛けも釣り方も何でもありだよ。」

と、健船長。
トラフグの乗り合いは昨年からだから、まだ釣り方も確立してないのだろう。


(トラフグ船団。)

最初の場所は70mの指示ダナ。
50mまではただ巻き、それより上は大きめの誘い上げて3秒待ち1m巻くを繰り返す釣り方にした。

トラフグは居れば食ってくるだろうから、ペースを早くして広いレンジを探り、活性が高いヤツを捕る作戦だ。


(第三忠丸と吉野屋さんもいた。)

何事もなく1時間ほどで移動した先は船団が揃ってる、タナ50mの場所。

すると、アタリがあったよ。とアナウンスがあったり、左隣の方は水面までトラフグが追ってきた。と言う。
気配はあるぞ。

誘い上げて1m巻き、3秒ステイして竿先を注視しつつアタリを待つを繰り返す。

ある誘いのステイで、竿先が微妙にモタレた。すかさずアワセたけど微妙。
そのままゴリ巻きしてみると微かな活性を感じるけど、感触的に20cmにも満たないおチビだろう。

ビミョーだなー。と思いつつ巻いてると、フッと軽くなった。
巻きバレ。


(やられたー。)

窓から顔を出してる船長にエサを食われたカットウを見せると、ちっちゃいトラだったんだよ。とのこと。
タナを聞かれて、30mチョイと答える。アタリは20~30mが多いそうだ。

ちっちゃかろうがビミョーだろうが、全力で巻いてしっかり捕るべきだったな。と反省。
チャンスを1つ無駄にしてしまった。

でも、釣り方は間違いないと判ったから更に集中して誘い続ける。


(大型船がひっきりなしに通る。)

その30分後の11:00頃。

誘い続けて上げてきたPEが30mラインを越えたところ、ステイした竿先にモタレが出た。アワセをくれると今度はガッ!と手応えあり!掛けた‼
(≧∇≦)

巻きに入ると、前回ハリス切れした引きほどではなく、30cm超クラスかなという釣り味。
10mを切ったところでタモを構えるから教えて。とレクチャーされてたから、船長ー!と声を掛けて操舵室を見ると、いない。あれっ?

左舷では数名がオマツってほどき中で、船長は反対の右舷後方でオマツリの対応をしてるようだ。

「船長ー!タモー!」
( ̄O ̄)

既に水面に魚影が見えてきてる。
だけど、船長に声は届かず。

浮いた柄を見たらトラだ。
カットウは胸のアタリに掛かってるし、思った通り30cm台だから抜けなくはないけどここは大事にしたい。

「タモお願いしまーす!」
( ̄0 ̄; )

テンションを緩めないようにハラハラ、ドキドキして待つ。
オマツリ処理途中だった隣の方にタモ入れいただいて、無事にゲット。

1年越しでようやくトラフグを手にした。中小型だけどね。




(33cmでした。)

その後、左舷大艫で2kg、右舷胴の間で2.3kgが揚がった。

更なる大型を。と頑張って誘い続けたけど何も起こらず、今季のトラ狩りはこれで終了。


(帰航の景色。)

船着き場に戻ってから捌いて貰う。
並んだのは3人で、他の2人は2kgオーバー。33cmと比べるとさすがにデカイ。
いいなー。

健船長に真っ先に捌いてもらうのを横で見る中、白子に期待したけど2cmくらいしかなかった。トラフグではお子ちゃまだったということか。


(船長捌き中。)

ヒレを貰えるのはトラフグだけ。
皮も貰える?と船長に聞くと、頭を付けたまま貰えた。
トラフグの皮は無毒だけど固いトゲトゲがあるから、包丁で引かないといけない。

「俺、引けないよ。適当にやって試験受かっちゃったけど。」

とは健船長談。
難しいらしいけど挑戦してみますよ。

そこに俊船長が帰船して、船長は写真を撮りに行った。
釣果は、健船長の1号船で3匹、俊船長の3号船で1匹。トラフグを手にしたのは2船16人中4人で、確率は25%。
狭き門だった。

初の天然トラフグを揚げて達成感はあるけど、満足感に欠けるのは贅沢だろうか。
やはり、トラならキロオーバーを捕ってみたい。
それは、また来年に持ち越しだな。

・トラフグ : 1
船中0~1
大潮


🐡