釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【感】海底清掃事前モニタリング 6/10 江奈港

2017-07-20 06:02:00 | JOFI神奈川
JOFI神奈川では、水産庁が支援している水産多面的機能発揮対策、平たく言うと、水産業の再生や漁村の活性化に資する地域の活動、の一環として海底清掃を実施している。

6月10日(土)にインストラクター登録して初の活動に参加してきました。


(江奈港。名の知れた船宿の船があったね。)

海底清掃は事前のモニタリングと清掃活動の2回に分かれる。まずは対象の海底の状態を把握してからお掃除、という訳だ。
とは言え、釣りインストラクターの資格を取得しても、当然海底の状態など判るはずもないから、そこは神奈川スキューバダイビング協会のダイバーさんの力を、現場へは漁師さんや船宿の船で、と関係各位の協力を得ての活動になる。JOFI神奈川はその段取りやお役所との連携を受け持っている。

今回は江奈港で事前のモニタリング。


(江奈港裏手の駐車場からの風景。ロケーションが良いね。)

余裕を持って集合時間前に着いたから、JOFI神奈川の役員の方と本日協力いただく漁師さんを交えて話をした。色んな話が聞けてタメになった。
特に海と魚のプロである漁師さんのお話は楽しかったな。ここには書けない、へぇ~って言うような裏話も聴けた。
会社生活だけじゃ接する機会がない方々と交流が出来るのは、貴重な経験だ。


(清掃準備中。)

漁港や近くの地磯では、根掛かった仕掛け、特にラインが厄介だそうだ。
素潜り漁を行う漁師さんが、磯場の海底を漂うラインに絡まれて亡くなる事故もあったと聞く。

投げ釣りをやっていると根掛かりは付き物で、オモリやラインを取られることもしょっちゅうだ。
海底にゴミを残してしまう事に負い目を感じていたけれど、よもや人の命を奪う可能性があるとは考えたこともなかった。
この活動に参加することで、多少の罪滅ぼしになるだろうか。


(ダイバーさんが拾ってきたゴミ。)

4人のダイバーさんがモニタリングに出て、戻ってくるとゴミも拾ってきた。
ブッ込み用のオモリや石鯛用のゴツイ針が付いたワイヤー仕掛けなどなど、モニタリングの片手間でもそれなりの数が拾えた。


(JOFI神奈川のホームページから。)

釣り人が海底のゴミを拾うのは無理だけど、せめて陸にゴミを残すようなことはしないようにして貰いたいな。

魚をたくさん釣ることだけじゃなく、たまには、いつまでも釣りを楽しめるようにするにはどうするか、と言うことも考えてみるのはどうだろうか。


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