釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【感】JOFI神奈川懇親会 IN 丹沢

2018-11-12 06:14:00 | JOFI神奈川
公認インストラクター資格を取得して今年で活動2年目を迎えたが、JOFI神奈川では海面部会に所属している。

部会は海釣り全般の海面部会、渓流部会、鮎部会に分かれており、それぞれで活動している。
「親子DEエンジョイフィッシング」は海面部会の活動で、他の部会でも鮎釣り教室や渓流釣り教室を開催してますよ。

役員ではないぺーぺーの自分は、他の部会の方々と顔を合わせる機会が少ないので、JOFI神奈川で初となる全体での懇親会の企画に参加してきました。


(色づき始めてましたよ。)

場所は丹沢。
渓流釣りやバーベキューを楽しんで1泊し、気兼ねなくグラスを重ねて部会を越えて懇親を深めましょうという企画。

秦野駅に集合して車に分乗して現地に向かう段取りのところ、幹事の方が体調不良により引き継ぎ後にお帰りになるというハプニングからスタート。
病を押して集合場所に来られたのには頭が下がります。

結局、都合が付かない方が多くて小ぢんまりと12名になりました。

下っ羽の私は買い出しを担当し、ググって見つけたイオン秦野店で食材やお酒を調達した後に先発隊と合流。

ウネウネと峠道を走り、ヤビツ峠を越えて更に登る。
ヤビツ峠まではサイクリングやランニングで登ってる方が多いのに驚いた。
ストイックに坂道を登る姿に敬意を表しつつ、横を慎重にぶち抜かせていただきました。




(こちらが丹沢ホーム。)

お宿は丹沢ホーム。
木々に囲まれて、目の前には渓流が流れ、雰囲気がありますな。

ここまで来ると携帯の電波は唯一SOFTBANKが入るのみ。
他のキャリアはバツマークで、「通信サービスはありません。」の表示を久しぶりに見たな。

宿には、テレビも無え、ラジオも無え、車もそれほど走って無え、と久しぶりに吉幾三の世界観を体感でき、小学生の頃の林間学校を思い出した。
WI-FIはあったけどね。


(暖炉はありますよ。)

イベントの渓流釣りとバーベキューは宿から更に1km程上流に登った所になる。
宿はご家族で経営されているそうで、同じく営んでいる魚の養殖場の脇で釣りとバーベキューが出来る。


(養殖場。)


(バーベキュー場から見上げる。)


(養殖場からバーベキュー場を見る。)

養殖は釣り客への放流と宿の食事用に、イワナ、ヤマメ、ニジマスを育てているそうで、他には卸してしないそうだ。

バーベキュー場は焼き場となるU字溝とやっつけで作った高さ15cm程のベンチがあるのみ。
離れに流しはあるものの他はないから、快適に過ごしたければイスとテーブルを持ち込んだ方か良いかもね。



(前の渓流はこんな感じ。)

昼が近くなってるから、まずは腹拵えでバーベキューからスタート。
炭を買って火起こしして、イオンで買った肉類を焼きに掛かる。
運転手以外は酒を片手に摘まみますよ。

渓流部会の方がアユの一夜干しを持ち込んでくれて、これを炙ると堪らない良い薫りがする。
もちろん、天然ものですよ。


(綺麗なアユですよ。)

頭から丸ごとかぶり付くと、山の空気と景色も手伝って銘々が感嘆の声をあげる。
アユを食べるのは久しぶりだけど気品を感じるね。


(このおにぎりが旨かった。)

ワイワイと焼きつつ腹を満たしたら、釣り開始。

渓流釣りは1人1日4,000円。
竿は無料貸し出しで、代わり番こに釣っても良いそうなので、4名分とした。
1人前で約1kgの魚を放流してくれるので、サイズにもよるけど30~40匹分くらいだろうか。

渓流部会の方からニジマス不要とのリクエストがあったんで、ヤマメをメインに数匹イワナが混じるようお願いした。


(釣り開始。)

エサは渓流部会の方が、ブドウ虫、サシ、イトミミズ、イクラと様々を持ち込んでくれたので、銘々が好みのものをチョイス。

釣れるのは放流して30分くらいだよ、と聞いていたとおり、パタパタと釣り揚げたあとはピタッと食いが止む。

でも、そこは釣りインストラクター。
人が入れ代わり立ち代わり、手を変え品を変えて、技を駆使してポツポツと抜き揚げますよ。


(釣り中。)

結果、皆で27匹を釣り揚げた。
なかなかの成果ではあるまいか。


(これは放流前の魚たち。)

宿に戻って捌いて、夕食に供して貰います。
夕食メニューは肉か魚と言うことなんで、魚は自分達で確保したから肉料理をチョイス。


(鴨肉の鉄板焼。)


(ヤマメの塩焼き。)

お楽しみは、昼のバーベキュー時に炭の置き火でじっくりと炙って、半ば燻製のような状態にしておいたイワナ。
それを骨酒に仕立てる。


(イワナの骨酒。)

香ばしく、風味も良くてクイクイと進んじゃう。
良いですなー。

皆で一通り堪能した後、渓流部会の大ベテランの方のお勧めに従って、骨酒のイワナを取り出し、再度炙って醤油を垂らしていただくことにした。


(これが驚きの旨さ。)

川魚から全く違った味になる。と聞いて半信半疑だったところ、一口食べて驚いた。
まるで海魚のような身の締まりとキメの細かさに旨味の濃さ、確かに全く別物に変わったぞ。
これは勉強になりました。

夜更けまでお酒を片手に釣り談義に花が咲きましたよ。
渓流のノウハウは耳に新しくタメになった。

また来年やりましょう。


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