初のテンヤスミイカに挑む三喜丸さんは金沢八景の小柴港。
5:30の開門に合わせて出たつもりが15分前に到着、既に何台もの車が路駐で待ってましたよ。
(小柴港の三喜丸さんの船三艘。)
開門後に船宿で挨拶をすると港内駐車場のチケットを貰える。
その際、席は取った?と聞かれて、先に船に荷物を置いて釣り座を確保する。
釣り座は右舷艫3番目の胴寄りを確保。
自分で竿を立てて場所取りする時は隣との距離を悩んじゃうね。
今回は3席離したけど、結局右舷は5名だったから調整してド胴の間になったよ。
(船はこちら。大型です。)
出船前に船長に挨拶して、テンヤは初めてだと伝えると、開口一番、
「その竿じゃダメだね。釣れないよ。」
えっ!?と、面食らってると、船長、
「カワハギ用とか半端な竿だと下手すりゃ折れるよ。」
と畳み掛ける。
持ち込んだのはLIGHTGAME CI4+ Allegro91。
先のエギスミイカでも前季の大アカメでも実績がある。
9:1調子のゲームロッドなんだけど、と言うと、船長竿先をチェックして、出来るかもしれないけどバラすだろうね、と言いながら、3m近いスミイカ専用の貸し竿を見せてくれた。
揺すってみると胴は棒のようにしっかりしてる。
確かに180cmのAllegroだと短い分アワセに不安があるな。
船長が貸してくれると言うので、そのまま借りることにした。
艫側の二人も初めてだそうで、同じようにカワハギ用の竿にダメ出しされ、竿を借りてたよ。
(シャコは5匹が支給される。江戸前だよね。)
自作の仕掛けをチェックしてくれて、長さはこれでOKと、お墨付きをいただき、釣り方とエサとなるシャコの付け方を教わって準備完了。
船長は口は良くないけど、色々と気に掛けてくれているのが伝わってきたよ。
(八景島の脇から出船。)
釣り方は、底を取ったらテンヤが50cmぐらい浮くようにシャクリ、ゆっくりと落とす。
底ではテンヤを動かさないようにイトフケを出して待ち、再びシャクるの繰り返し。
スミイカはシャクリのタイミングでガツ!と掛かる。
アタリを取らない湾フグ釣りって感じかな。
(トトスッテも付けました。)
実践で釣り開始。
右手は尻手、左手は胴を支えてのシャクリは確かに長竿だから楽だ。
しっかりテンヤを動かせてる感触があるからアワセへの不安もない。
初期のおチビや浅場のエギでならAllegroで大丈夫でも、それなりの水深で大型を掛けるには船長の意見どおり専用竿が良いだろうね。
(海はちょっとバチャバチャしてた。)
底でステイはイトフケを出して5秒以上取るけど、流し釣りなんで10秒までが限界。
それ以上だとラインが張ってテンヤが動くし、周りとオマツリしちゃうから、タイミングを計ってシャクリ続ける。
シャクリ後はアピールのために、湾フグ宜しくゆっくり時間を掛けて落としていく。
アタリが取れないから確信が持てないけど、きっとスミイカに効くに違いない、と信じてシャクリ続ける。
(潮はこんな感じ。)
ところが、船中なかなか型を見ない。
これは渋を引き寄せてしまったか?と思い始めた頃、何度か場所を変えたところで、左舷側で揚がり、右舷大艫の方も揚げた。
来るか、来るか、と期待を込めてシャクったところに、サクッと来ましたよ。
(記念すべきテンヤ1杯目。)
シャクリの瞬間にズーンと重みを感じ、竿を立てて一定の調子で巻き上げると、ほど良い重量感。
水面に現れたテンヤの先には茶色いイカが掛かってますよ。
そーっと抜き揚げて、船縁で慎重にテンヤを持ち、スミイカの首根っこを握り締めてスカリのバケツにイン。
ホッと一息。
船長は、船の中に入れてから取り込みな、とアナウンスしてるけど、それだと墨を吐かれた時の被害が増すよね。
現に左隣の方の取り込み時に墨爆弾を食らったし。
(サロペットを着てたから洗い流して被害なしでした。)
船の汚れより釣果を優先してくれると言うことかな。
(長い専用竿。)
9時前に型を見れて一安心。
シャコは食われてないからそのまま打ち返す。
周りでもポツポツと揚がり始めたけどペースは上がらない。
船長は、場所変えのタイミングで並びの初心者3人それぞれにアドバイスをくれる。
面倒見が良いじゃないの、船長。
(2杯目。)
2杯目は1時間半後。
シャクリは、太いテンヤのハリをしっかり掛けるために相応の強さが必要だろう。
でも、あまり強くシャクリすぎると反ってスミイカを散らすことになるから、ちょうど良い加減が肝要なのだろう。
そこを意識してシャクリを調整すると、時間を置かずにズンと来る。
(続けての3杯目。)
3杯揚げると、釣り方に確信が持てた。
湾フグで鍛えたからか底でシャクる釣りには適応出来てる気がするよ。
続けてのズンでは明確な活性を感じたから、アカメか?と期待を寄せて巻き上げると、
(お前か。)
良型のサバフグ。
とっととお帰りいただいたところで、この日初めてエサの付け替えになる。
(ガッツリやられました。)
シャコは頭を握ると身を折り曲げて尾のトゲで刺すんだね。
チクチクと痛いよ。
横じゃなくて、折り曲げて縦に持つのが良いのか。
ひとつ勉強になりました。
ここで潮止まりを迎え、ピタッと反応が途絶える。
船長は少しでも潮があるところを探してくれるけど、船中全く揚がらない。
フグなら潮止まりでも食ってくれるけど、スミイカはそうはいかないらしい。
船長は、潮が動き出すまで辛抱だよー、とアナウンスで励ましてくれる。
(3時間振りだよ。)
次が揚がったのは、上げ潮が効き出した14時過ぎ。
久しぶりのズン、が来て遠退いてた集中力が復活する。
これからラストスパートだぞ。
背筋がそろそろ辛くなって来てるし。
ここまでシャコの消費は少ないから、スミイカに噛らせるつもりでギリギリまで底で待つ。
(連チャンで揚げるぞ。)
するとポンポンと立て続けに揚げる。
何だかテンヤ釣りを掴んだような気がするぞ。
最後の流しでもサクッっと掛けて、どうやらテンヤ釣りを悟ったぞ、と悦に入ったらテンションが抜けた。
本日初の巻きバレ。
打ち返して回収を試みるも、そのままタイムアップ。
最後の最後をバラシで終るのは、もはやあるあるですな。
(沖あがり。)
結果は7杯。
頭は8杯だそうだから、最後のが獲れてたら並べてたか。
まあ、タラレバですね。
スカリでジャブジャブ洗って、7杯でも型が良いのが多いから、6L袋のチャックがギリ閉まるくらいパンパンだ。
(帰港。貸し竿とAllegroを並べて撮影。)
三喜丸さんは宿に戻って手洗いなどを済ませたら、船で駐車場前まで着けてくれる。
荷物をそのままに出来るから楽だね。
送られがてら船長と話すと、スミイカは2月一杯くらいまでやっていて、その頃は水深100mあたりを狙うらしい。
テンヤだとそんなに深場まで狙えるんだ。
そりゃ専用竿が必要だね。
テンヤスミイカ面白かった。
専用竿、買おうかな。
・スミイカ : 7
・サバフグ : 1(リリース)
船中0~8
小潮
🐡
5:30の開門に合わせて出たつもりが15分前に到着、既に何台もの車が路駐で待ってましたよ。
(小柴港の三喜丸さんの船三艘。)
開門後に船宿で挨拶をすると港内駐車場のチケットを貰える。
その際、席は取った?と聞かれて、先に船に荷物を置いて釣り座を確保する。
釣り座は右舷艫3番目の胴寄りを確保。
自分で竿を立てて場所取りする時は隣との距離を悩んじゃうね。
今回は3席離したけど、結局右舷は5名だったから調整してド胴の間になったよ。
(船はこちら。大型です。)
出船前に船長に挨拶して、テンヤは初めてだと伝えると、開口一番、
「その竿じゃダメだね。釣れないよ。」
えっ!?と、面食らってると、船長、
「カワハギ用とか半端な竿だと下手すりゃ折れるよ。」
と畳み掛ける。
持ち込んだのはLIGHTGAME CI4+ Allegro91。
先のエギスミイカでも前季の大アカメでも実績がある。
9:1調子のゲームロッドなんだけど、と言うと、船長竿先をチェックして、出来るかもしれないけどバラすだろうね、と言いながら、3m近いスミイカ専用の貸し竿を見せてくれた。
揺すってみると胴は棒のようにしっかりしてる。
確かに180cmのAllegroだと短い分アワセに不安があるな。
船長が貸してくれると言うので、そのまま借りることにした。
艫側の二人も初めてだそうで、同じようにカワハギ用の竿にダメ出しされ、竿を借りてたよ。
(シャコは5匹が支給される。江戸前だよね。)
自作の仕掛けをチェックしてくれて、長さはこれでOKと、お墨付きをいただき、釣り方とエサとなるシャコの付け方を教わって準備完了。
船長は口は良くないけど、色々と気に掛けてくれているのが伝わってきたよ。
(八景島の脇から出船。)
釣り方は、底を取ったらテンヤが50cmぐらい浮くようにシャクリ、ゆっくりと落とす。
底ではテンヤを動かさないようにイトフケを出して待ち、再びシャクるの繰り返し。
スミイカはシャクリのタイミングでガツ!と掛かる。
アタリを取らない湾フグ釣りって感じかな。
(トトスッテも付けました。)
実践で釣り開始。
右手は尻手、左手は胴を支えてのシャクリは確かに長竿だから楽だ。
しっかりテンヤを動かせてる感触があるからアワセへの不安もない。
初期のおチビや浅場のエギでならAllegroで大丈夫でも、それなりの水深で大型を掛けるには船長の意見どおり専用竿が良いだろうね。
(海はちょっとバチャバチャしてた。)
底でステイはイトフケを出して5秒以上取るけど、流し釣りなんで10秒までが限界。
それ以上だとラインが張ってテンヤが動くし、周りとオマツリしちゃうから、タイミングを計ってシャクリ続ける。
シャクリ後はアピールのために、湾フグ宜しくゆっくり時間を掛けて落としていく。
アタリが取れないから確信が持てないけど、きっとスミイカに効くに違いない、と信じてシャクリ続ける。
(潮はこんな感じ。)
ところが、船中なかなか型を見ない。
これは渋を引き寄せてしまったか?と思い始めた頃、何度か場所を変えたところで、左舷側で揚がり、右舷大艫の方も揚げた。
来るか、来るか、と期待を込めてシャクったところに、サクッと来ましたよ。
(記念すべきテンヤ1杯目。)
シャクリの瞬間にズーンと重みを感じ、竿を立てて一定の調子で巻き上げると、ほど良い重量感。
水面に現れたテンヤの先には茶色いイカが掛かってますよ。
そーっと抜き揚げて、船縁で慎重にテンヤを持ち、スミイカの首根っこを握り締めてスカリのバケツにイン。
ホッと一息。
船長は、船の中に入れてから取り込みな、とアナウンスしてるけど、それだと墨を吐かれた時の被害が増すよね。
現に左隣の方の取り込み時に墨爆弾を食らったし。
(サロペットを着てたから洗い流して被害なしでした。)
船の汚れより釣果を優先してくれると言うことかな。
(長い専用竿。)
9時前に型を見れて一安心。
シャコは食われてないからそのまま打ち返す。
周りでもポツポツと揚がり始めたけどペースは上がらない。
船長は、場所変えのタイミングで並びの初心者3人それぞれにアドバイスをくれる。
面倒見が良いじゃないの、船長。
(2杯目。)
2杯目は1時間半後。
シャクリは、太いテンヤのハリをしっかり掛けるために相応の強さが必要だろう。
でも、あまり強くシャクリすぎると反ってスミイカを散らすことになるから、ちょうど良い加減が肝要なのだろう。
そこを意識してシャクリを調整すると、時間を置かずにズンと来る。
(続けての3杯目。)
3杯揚げると、釣り方に確信が持てた。
湾フグで鍛えたからか底でシャクる釣りには適応出来てる気がするよ。
続けてのズンでは明確な活性を感じたから、アカメか?と期待を寄せて巻き上げると、
(お前か。)
良型のサバフグ。
とっととお帰りいただいたところで、この日初めてエサの付け替えになる。
(ガッツリやられました。)
シャコは頭を握ると身を折り曲げて尾のトゲで刺すんだね。
チクチクと痛いよ。
横じゃなくて、折り曲げて縦に持つのが良いのか。
ひとつ勉強になりました。
ここで潮止まりを迎え、ピタッと反応が途絶える。
船長は少しでも潮があるところを探してくれるけど、船中全く揚がらない。
フグなら潮止まりでも食ってくれるけど、スミイカはそうはいかないらしい。
船長は、潮が動き出すまで辛抱だよー、とアナウンスで励ましてくれる。
(3時間振りだよ。)
次が揚がったのは、上げ潮が効き出した14時過ぎ。
久しぶりのズン、が来て遠退いてた集中力が復活する。
これからラストスパートだぞ。
背筋がそろそろ辛くなって来てるし。
ここまでシャコの消費は少ないから、スミイカに噛らせるつもりでギリギリまで底で待つ。
(連チャンで揚げるぞ。)
するとポンポンと立て続けに揚げる。
何だかテンヤ釣りを掴んだような気がするぞ。
最後の流しでもサクッっと掛けて、どうやらテンヤ釣りを悟ったぞ、と悦に入ったらテンションが抜けた。
本日初の巻きバレ。
打ち返して回収を試みるも、そのままタイムアップ。
最後の最後をバラシで終るのは、もはやあるあるですな。
(沖あがり。)
結果は7杯。
頭は8杯だそうだから、最後のが獲れてたら並べてたか。
まあ、タラレバですね。
スカリでジャブジャブ洗って、7杯でも型が良いのが多いから、6L袋のチャックがギリ閉まるくらいパンパンだ。
(帰港。貸し竿とAllegroを並べて撮影。)
三喜丸さんは宿に戻って手洗いなどを済ませたら、船で駐車場前まで着けてくれる。
荷物をそのままに出来るから楽だね。
送られがてら船長と話すと、スミイカは2月一杯くらいまでやっていて、その頃は水深100mあたりを狙うらしい。
テンヤだとそんなに深場まで狙えるんだ。
そりゃ専用竿が必要だね。
テンヤスミイカ面白かった。
専用竿、買おうかな。
・スミイカ : 7
・サバフグ : 1(リリース)
船中0~8
小潮
🐡