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【釣】激渋で崖っぷちのエマージェンシー (2019/11/30 アカメフグ 野毛屋)

2019-12-06 04:27:00 | 釣り
師走の足音が聞こえてくる時期にも関わらず、目標まであと25匹と厳しい状況に追い込まれている2019年の湾フグ釣り。

目標達成にはここでツ抜けておかねばいよいよヤバいぞ。


(毎度。)

野毛屋さんに5:00着で9番目。
釣り座は四隅が埋ってるから、冷える予報を考慮して、お日様に愛でて貰える右舷艫3番目をチョイス。
左舷大艫には異次元の常連Mさんが鎮座される。


(続々と乗るよ。)

船上で準備してると続々とお客が乗り込み、片舷10名程になった。
釣果が奮わないから少ないかなと思ってたものの、なかなか盛況だ。

健船長に、最近の渋い状況では何か釣り方を変える必要がある?
と質問すると、いつも通りで良いとのこと。
やれることをやるだけだね。

自然をどうこう出来るもんじゃないから、ある程度達観が必要なのだろう。
気にしすぎてスタイルを崩す方がマズイからね。


(潮はこんな感じ。)

空は雲なく陽が射すだろうけど、予報よりも北風が強いのが気になる。
前日は風から来る波で苦労したそうだから、二の舞はイヤだよ。


(ライジングサン。釣果もこうあって欲しいな。)

出船して平潟湾を出ると波がバチャバチャして移動中に飛沫が掛かる。
波が落ち着かないと少々釣り辛いね。

リアランサー湾フグだと柔らかい穂先で上下動を吸収しやすいものの、風に吹かれると竿先が揺れてアタリが取りづらくなるのがデメリット。
今回はAllegroをチョイスしたからより丁寧な操作が必要だ。

最近はメインロッドをAllegroにしようと修行中なんですよ。


(富士山が綺麗に見える。)

釣り開始。

波による上下動でゼロテンがブレないように操作して竿先に集中。
潮がそれなりにあるから、待ちは3秒でシャクリ続ける。

暫く誘うと早速ガツン!と来た。
ファーストヒットいただき!と竿を煽ると竿先が思いっきり突っ込む。
その場からなかなか動かずやたらと重くフグじゃない模様。
時たま突っ込む引きをドラグを調整していなし、ギリギリと巻き上げる。

デカイマゴチだと嬉しいな、と思ってると、タモに入らないサイズのエイじゃないかな、と健船長。

そのとおり、水面に浮かせるとエイでした。
反転して突っ込まれた拍子にPEがラインブレイクしてそこから先を全て失う。
一投目から参ったね。


(お日様がありかたい。)

リールを取り替えて新しい仕掛け一式を整えて、釣り再開。
その間、「型見たよ」のアナウンスがあったけど左舷のようだ。

どうも活発な食いではなさそうだな、と思ってると左隣の方が中型のショウサイを揚げた。

いるぞ、いるぞ、と集中して誘い続ける。
丁寧に自然に、来い、来い、と念じながら誘うと、下げの途中で触りが出る。
寄ってきたな、と斜に構えてゼロテンで竿先に集中。

チョンと沈むアタリに反応してもスカす。
来たぞ、来たぞ、とゆっくり誘い下げての再度のゼロテン。
イチ、ニ、サン、と数えてアワセを兼ねた誘い上げるも掛からず。

三度目の下げからのゼロテンカウントのヨンでアタリが出、アワセを入れるとサクッと来た!

追いアワセからのゴリ巻きでブルブル来る良い引きだ。


(8:30に1匹目。)

抜き揚げたのは中型のショウサイフグ。
早い時間に型を見れてホッとしたよ。

ショウサイはすぐさま血抜きしてクーラーへイン。
八景沖のショウサイの食味が楽しみだ。


(富士山を拝みながらアタリを待つ。)

しかし、その後は沈黙。

船中、流し替え直後に型を見るも後が続かない。
長く厳しい我慢の時間が続く。

ツ抜けなんて望むべくもなく、半分の5匹すら雲行きが怪しくなる。
どこかで食いの立つ群れに当たれば、などと希望を持って誘うも掛けるはガラばかり。
ジリジリと焦りを感じる。

昼を回って集中力が欠け始めた頃に久しぶりに気配が出る。


(風と波は治まって来た。)

来たぞ、とスイッチを入れて斜に構えて竿先に集中。
ゼロテン待ちの穂先が揺れるに反応したらガツンと来た!

数時間振りの活性のある引き。
ゴンゴン来る手応えはアカメだね。


(12:05に待望のアカメ。)

抜き揚げたのは良型のアカメ。
ようやく3時間半振りの釣果だよ。

このペースじゃ数は望めそうにないから、とにかく次の1匹を獲って行くしかない。

ところが、相変わらずアタリが遠く、しかも、たまに出る単発のアタリで掛けられない。

結果、3回エサを食われるも追釣なし、健船長が残業してくれたものの結局2匹で終わることに。

何てこった。
(;´д`)


(寂しき桶よ。)

大艫の異次元に居られる常連のMさんでもトップで6匹だから、激渋の日だったのだろう。
フグはエサを食わないのではなく、魚影が薄くそこにいなかったのではないかな。

今年の八景沖のフグはどこに行かれてるのでしょうか?


(負けた。。。)

目標達成へのカウンターは2つしか減らせず、残り23匹。

いよいよもってヤバい。
崖っぷちの土俵際まで追い込まれた。
緊急事態だ。

こりゃ臨時補正予算の発動決定だな。


・アカメフグ : 1
・ショウサイフグ : 1
船中1~6
中潮


🐡