湾フグ釣りは秋・冬になるとアカメフグ(正式名称はヒガンフグ)がターゲットになる。
アカメフグはショウサイフグよりも大型になり、40cmを超えるデップリしたサイズの釣り味は堪りませんよ。

(目が赤いでしょ。)

(身欠きはこちら。)
固く筋肉質の身はトラフグと同様に熟成が必要。
1週間~10日寝かせていただく刺身はショウサイフグとはまた違った味わいだ。
冬場がメインということもあって、我が家では鍋や火を使った料理でいただくことが多いな。

(刺身。)
アカメフグの刺身。
しっかりしたその身は薄造りの刺身にしても歯応えがあって、噛めば噛むほど旨味湧く。
ショウサイ以上に「フグ」を食べてる感があるよ。

(ブツ切り鍋の具。)

(しゃぶしゃぶ。)
アカメフグは何と言っても鍋だ。
かつては刺身よりチョイ厚めに下ろしてのしゃぶしゃぶが定番だったけど、今季は釣り立てのをブツ切りにしたチリ鍋にハマった。
プリプリの身は鶏肉のような食感だけど、脂分はなく淡白なのに旨味が豊富。
魚と肉の中間のような味わいと満足感はフグならではなかろうか。
魚と肉の中間のような味わいと満足感はフグならではなかろうか。
〆の雑炊やラーメンも絶品ですよ。

(唐揚げ。)
鶏肉より上品だけど満足度が高い、アカメフグの唐揚げ。
我が家で一番頻度が高い定番メニュー。

(塩焼き。)

(中骨の塩焼き。)
塩して焼いただけの塩焼き。
シンプルだけど、だからこそ分かる身質の良さ、旨味の濃さ。
アカメの実力が良く分かる品だね。

(漬け炙り。)

(漬け炙り丼。)
アカメフグの漬け。
三枚に下ろした身を漬けダレに1日漬け込む。
生でも良いけど、表面をバーナーで炙るのがお勧め。
外が香ばしく、中がミディアムレアくらいのを切り分けていただく。
その味わいと歯応えは上品なチャーシューを思わせる。
これは釣らないと味わえないでしょう。
オン・ザ・ライスにすると、何とも贅沢な絶品丼になりますよ。

(フグ飯。)
アカメフグのフグ飯。
中骨で取った出汁、更に炙った中骨ともども炊きあげて、仕上げにアカメの身も投入。
家でこれがいただけるのはフグ釣り師ならではの幸せだね。

(フグ丼。)
野毛屋の健船長が「究極のフグ丼」と命名し、「ザ・鉄腕DASH!」でTOKIOメンバーに振る舞ってた品。
アカメの身をアカメの出汁で煮て卵でとじる。
鶏肉の親子丼よりも上品で溢れるフグの旨味が堪らんよ。
確かに究極だ。

(カシューナッツ炒め。)
アカメフグのカシューナッツ炒め。
ショウサイフグでも仕立てたけど、身がしっかりしているアカメフグの方が合うな。
度々リピートするお気に入りの品。

(フグタ。)
アカメフグのフグタ(酢フグ)。
アカメの身は中華と良く合って、鶏肉のみならず豚肉の代わりまでこなしてしまうのはさすがだ。
豚肉ほどの野種味はなく上品だけど、甘酢餡に負けずに存在感を示す。
酢豚より好みだな。

(フグ南蛮。)
アカメフグ南蛮。
鶏肉の代わりにアカメフグで仕立てたところ本家を超えた旨さに感動、何度も我が家の食卓に登場した品。
料理におけるアカメフグのポテンシャルは凄いと思い知ったな。

(雑煮。)
アカメフグ出汁の雑煮。
湾フグ釣りを初めてから、毎年正月に仕立てるのがこれ。
アカメの身は入れずに中骨で取った出汁だけなんだけど、優しく滋味溢れるこの椀は正月に欠かせない我が家の味になってますよ。
アカメの身は入れずに中骨で取った出汁だけなんだけど、優しく滋味溢れるこの椀は正月に欠かせない我が家の味になってますよ。
アカメフグ釣りは秋から。
今から再会が待ち遠しいぞ。
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